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ランチオニン : ミニ英和和英辞書
ランチオニン[らん]
lanthionine
===========================
ラン : [らん]
 【名詞】 1. (1) run 2. (2) LAN (local area network) 3. (P), (n) (1) run/(2) LAN (local area network)
ランチオニン : ウィキペディア日本語版
ランチオニン[らん]

ランチオニン(Lanthionine)は、(HOOC-CH(NH2)-CH2-S-CH2-CH(NH2)-COOH)の化学式を持つ異常アミノ酸である。システインの1イオウ置換体であり、β炭素でチオエーテル結合した2つのアラニン残基から構成される。その名前に反して、ランチオニンにはランタンは含まれていない。
==背景==
1941年、ランチオニンは炭酸ナトリウム処理した羊毛から初めて単離され〔Horn, M. J.; Jones, D. B.; Ringel, S. J. (1941) Isolation of a New Sulfur-Containing Amino Acid (Lanthionine) from Sodium Carbonate-Treated Wool. ''Journal of Biological Chemistry'', ''138'', 141-149.〕、システインとβ-クロロアラニンから初めて合成された〔Brown, G. B.; du Vigneaud, V. (1941) The Stereoisomeric Forms of Lanthionine. ''Journal of Biological Chemistry'', ''140'', 767-771.〕。ランチオニンは、ヒトの毛髪ラクトアルブミン羽毛等、自然界で広く見られる。また細菌細胞壁にも存在し、ランチビオティクスと呼ばれる抗菌ペプチドの構成成分となっている〔Paul, M.; van der Donk, W. A. (2005) Chemical and Enzymatic Synthesis of Lanthionines. ''Mini-Reviews in Organic Chemistry'', ''2'', 23-37.〕〔Shao, H.; Wang, S. H. H.; Lee, C.-W.; Ösapay, G.; Goodman, M. (1995) A Facile Synthesis of Orthogonally Protected Stereoisomeric Lanthionines by Regioselective Ring Opening of Serine β-Lactone Derivatives. ''Journal of Organic Chemistry'', ''60'', 2956-2957.〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ランチオニン」の詳細全文を読む




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