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ランド研究所政策大学院 : ミニ英和和英辞書
ランド研究所政策大学院[らんどけんきゅうじょせいさくだいがくいん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

ラン : [らん]
 【名詞】 1. (1) run 2. (2) LAN (local area network) 3. (P), (n) (1) run/(2) LAN (local area network)
研究 : [けんきゅう]
  1. (n,vs) study 2. research 3. investigation 
研究所 : [けんきゅうしょ, けんきゅうじょ]
 【名詞】 1. research establishment (institute, laboratory, etc.) 
: [ところ, どころ]
 (suf) place
: [せい, まつりごと]
 【名詞】 1. rule 2. government 
政策 : [せいさく]
 【名詞】 1. political measures 2. policy 
: [さく]
  1. (n,n-suf) plan 2. policy 
大学 : [だいがく]
 【名詞】 1. (1) university 2. (2) the Great Learning - one of the Four Books 
大学院 : [だいがくいん]
 【名詞】 1. graduate school 
: [がく]
 【名詞】 1. learning 2. scholarship 3. erudition 4. knowledge 
学院 : [がくいん]
 【名詞】 1. institute 2. academy 

ランド研究所政策大学院 : ウィキペディア日本語版
ランド研究所政策大学院[らんどけんきゅうじょせいさくだいがくいん]
ランド研究所政策大学院Frederick S. Pardee RAND Graduate School)は、米国カリフォルニア州サンタモニカにあるランド研究所の本部に置かれた博士課程(Ph.D.コース)のみを持つ公共政策大学院である。必ずしも、定着した日本語訳はないが、「ランド研究所政策大学院」と呼ぶことが出来よう。
1970年に、当初は、RAND Graduate Institute(略称はRGI)という名称の大学院として設立された。RGIは、1960年代後半から1970年代に米国に設立された7つの公共政策大学院の1つである。
大学院の名称は、1987年に、RAND Graduate InstituteからRAND Graduate School (略称はRGS)へ変更された。2004年には、ランド研究所出身の実業家であり篤志家である、Frederick S. Pardeeからの寄付を記念して、Frederick S. Pardee RAND Graduate School(略称はPRGS)に変更された。
PRGSは、Doctor of Philosophy (Ph.D.)を政策分析(policy analysis)の分野において授与する。Master of Philosophyは2年間のコースワークを終えた学生に授与される。最初のPh.D.の学位は1974年に授与され、2006年6月までに191のPh.D.の学位が授与されている。
== プログラムの特色 ==
PRGSは、米国の主要な公共政策の大学院の中で、Ph.D.に特化した唯一のプログラムである。他の政策系大学院は博士課程とともに、修士課程のプログラムを持っている。また、PRGSは、シンクタンクに設置されている唯一のプログラムでもある。ランド研究所は、政策研究における多くの分析手法を生み出してきている米国の最大のシンクタンクの1つである。
中心となるカリキュラムは、ミクロ経済学、統計学、計量経済学、社会・行動科学、オペレーションズ・リサーチなどである。卒業するためには、これらのコースワークの単位を取ることに加え、2年目の終わりの夏にある博士資格試験(qualifying examinations)に合格し、更に2年から4年かけて博士論文を仕上げること、更に、ランド研究所のプロジェクトに、最低400日以上勤務することが必要とされている。
ランド研究所は米国で第2の規模のシンクタンクであるブルッキングス研究所の4倍の規模を持っている。ランド研究所は、伝統的に国際安全保障における研究が有名であるが、現在では、研究内容は多角化してきており、教育、科学技術、安全、公衆衛生、労働・人口、ドラッグ、青少年政策、ホームランド・セキュリティ、環境、エネルギーにおける研究も広く実施している。常に500以上のプロジェクトが進行中であり、PRGSの学生は、後述するように、これらの政策研究プロジェクトに参加することになる。フルタイムの研究者は600名以上いる。
PRGSのプログラムは、米国の大学院教育における欠点、すなわち、ディシプリンを超えて創造的に考えることを抑制され、現実社会へのインパクトや価値の低い博士論文を書くことに必要以上に多くの時間を費やすことを極力少なくすることに重点が置かれているところに特徴がある。PRGSにおいては、ディシプリンの枠を超えることはむしろ歓迎される。博士論文においても、学問的厳格さも当然重視されるが、ランド研究所におけるプロジェクトを出発点とする現実的内容のトピックが多く、現実の政策問題への貢献が重視されている。論文の指導は、PRGSの教員に限定されず、ランド研究所の600名以上の政策研究者からの支援を得ることが可能である。
卒業に要する時間のメディアン(中間値)は57ヶ月である。1994年以降のPh.D.授与率は、約60%であり、他のトップレベルの大学院と同様の修了率である。
1960年代後半から設立された米国の公共政策大学院は、ハーバード大学カーネギー・メロン大学ミシガン大学カリフォルニア大学バークレー校テキサス大学プリンストン大学デューク大学に置かれている。これらの大学院においては、シラキューズ大学のマクスウェル・スクールやジョージ・ワシントン大学のプログラムが、政治学や官僚制の分析など伝統的な公共経営のプログラムであったのに対して、より政策分析手法の修得に重点が置かれている。PRGSにおいても政策分析手法の修得が重視され、政治学系のコースワークは重視されていない。
シンクタンクに置かれた大学院であることから、プログラムの特色としては、より実際的であり、より学際的であり、より現実ニーズに対応したものである。理論を深化させることよりも、問題解決への応用に重点が置かれているが、ランド研究所における文化を反映して、研究手法の合理性や知的な要求基準は極めて高い。
PRGSは、修士課程を持たない大学院であるため、評価の対象外となり、米国の主な大学院ランキング(公共政策など)には通常ランキングされていない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ランド研究所政策大学院」の詳細全文を読む




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