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ランニング・ネックブリーカー・ドロップとは、プロレスで繰り出される技で、ネックブリーカー・ドロップ(空中首折り落とし)の一種である。ランニング・ネックブリーカー・ドロップを略してネックブリーカー・ドロップという場合もある。 ちなみにネックブリーカーは別の技である。 == 概要 == 相手をロープに振って戻ってきたところに走り込んでカウンターで腕を首に引っかけるようにして倒し、後頭部をマットに叩きつける。立っている相手に走って仕掛けることもある。形はラリアットに似ているが、ラリアットが腕力で相手の首を痛めつけるのに対してランニング・ネックブリーカー・ドロップは相手の首に腕を引っかけて後頭部を叩きつけるもので技の狙いが異なる。 ジャイアント馬場が考案して1969年12月のドリー・ファンク・ジュニアとのNWA世界ヘビー級選手権で初公開。以来ジャック・ブリスコ、ハーリー・レイスからこの技でNWA王座を獲得し、「世界をとったネックブリーカー・ドロップ」と日本テレビの中継で称された。大木金太郎、ビル・ロビンソンなどの大物からもこの技でピンフォールを奪っている。年に1、2回大試合で出すだけだったため、十六文キックに比べると一般的知名度は低いが、晩年に至るまで節目の試合では必ず出してきた技の一つである。他の日本人ではアニマル浜口が得意とした。 日本人以外ではマスクド・スーパースターが得意技としていたが、日本でスーパースターが参戦していた新日本プロレスでは、ランニング・ネックブリーカー・ドロップというのが対立団体全日本プロレスの総帥である馬場のオリジナル技であるため、テレビ朝日の放送などでフライングスリーパーと呼んでいた。その後、『スリーパー』の語源であるスリーパーホールドは主に頚動脈に重点をおいて絞め付け、脳への血流を止め相手の意識を奪う技であり、相手の首を腕に引っかけて後頭部を叩きつけるランニング・ネックブリーカー・ドロップとは違う技になるので、テレビの実況で、古舘伊知郎がフライングスリーパーと連呼していたさい、解説の山本小鉄は、「絞め技ではないので、スリーパーではなく、ラリアット」と否定し、それ以来、テレビ朝日の放送では『フライングラリアット』が技名となっている。 派生技には、三沢光晴が用いていたコーナーポスト最上段からのダイビング式があり、1994年に馬場からこの技でピンフォールを取ったため、一時期は三沢最大の必殺技とされていた。だが、田上明に喉輪落としに切り返されてフォール負けして以降はこの技を封印し、一度も使うことはなかった。 また保永昇男は通常の仕掛け方の他に、ダイビング攻撃を見舞うため飛んできた相手にカウンターで仕掛けるなど、新しいバリエーションを作り出している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ランニング・ネックブリーカー・ドロップ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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