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ランニング・ワイルド(Running Wild)は、ドイツのヘヴィメタルバンド。海賊をモチーフにした楽曲を多く手がける。2009年に解散後、2011年に再結成を発表した。 1992年に、ロックン・ロルフと、当時のギタリストアクセル・モーガンが、プロモーションのために来日したのみで、日本でライブが行われたことはない。また、1990年代に東芝EMI・ビクターが日本盤を発売していたが、2002年以降のスタジオ・アルバムは日本盤が発売されず、2013年に『レジリエント』がスピリチュアル・ビーストから日本発売された。 ==略史== 1976年 前身となるスクール・バンドグレニット・ハート結成。当初のメンバーは以下のとおり。 :G,Vo:ロックン・ロルフ :G:ウヴェ・ベンディヒ :B:ヨルグ・シュワルツ :Ds:ミハエル・ホフマン :結成からまもなく、ベースがカースティン・ダヴィドにチェンジ。 :この年の内に初のライブを経験する。 1979年 バンド名をランニング・ワイルドに変更。前年にリリースされたジューダス・プリーストの同名曲にちなむ。 1981年 デモテープ、「Hallow The Hell」「War Child」「King Of The Midnight Fire」をレコーディング。ベーシストはマティアス・カウフマンに、ドラマーはハッシェ(ヴォルフガング・ハーゲマン)にそれぞれチェンジしている。 1983年 マティアスが兵役のために脱退。ほぼ同時にウヴェも脱退する。後任には、ギタリストにプリ-チャー(ゲラルド・ヴァーネッケ)、ベーシストにステファン・ボリスが迎えられた。 :新しいデモテープ、「Heavy Metal Like A Hammerblow」を製作。 :新興レーベルノイズのコンピレーション・アルバム『Rock From Hell』に、「Heavy Metal Like~」から「Adrian」「Chains & Leather」の2曲を提供。このアルバムにはグレイヴ・ディガーも参加していた。 1984年 ノイズのコンピレーション・アルバム『Death Metal』に「Iron Heads」「Bones To Ashes」の2曲を提供。 :ノイズと正式に契約し、6月にデビュー・アルバムのレコーディングを開始。 :1stアルバム『Gates To Purgatory』リリース。 :シングル「Victim Of States Power」リリース。このシングルにはそもそもタイトルが付けられておらず、便宜的に「Walpurgis Night」と呼ばれていた。 :10月、デビュー後初のライブ。グレイヴ・ディガーとシナーとのライブだった。 1985年 4月、シナーとともにドイツ国内をツアー。 :神学を学んでいたプリーチャーが脱退、聖職者に転身した。これに伴い、ギタリストとしてマイク・モティが加入。 :2ndアルバム『Branded And Exiled』リリース。 1986年 モトリー・クルーのヨーロッパツアーのオープニングアクトに大抜擢される。 :5月、初のアメリカツアーを行う。 1987年 3rdアルバム『Under Jolly Roger』リリース。前2作の悪魔的イメージを払拭し、現在まで引き継がれる海賊のイメージを確立。 :ベーシストがステファンからヤンス・ベッカーに、ドラマーがハッシェからステファン・シュワルツマンにチェンジ。 :4月、ヘッドライナーとして初めてヨーロッパツアー。 :10月、「Ready For Boarding」と銘打ってヨーロッパツアー。 1988年 前年の「Ready~」ツアーから、ドイツ・ミュンヘンおよびボーフムでのライブを録音したライブアルバム『Ready for Boarding』をリリース。未発表曲「Puragatory」も披露している。 :4thアルバム『Port Royal』リリース。 :ステファンがU.D.O.に引き抜かれ、後任にイアン・フィンレイが加入。 1989年 イアンが腕を骨折し、ツアーのための代役にヨルグ・マイケルが起用される。 :先行シングル「Bad To The Bone」リリース。 :5thアルバム『Death Or Glory』リリース。 :ツアーに合わせてシングルのレコーディングを開始。 1990年 シングル「Wild Animal」リリース。 :イアンが脱退し、ヨルグを再びツアーメンバーとして起用。 :1月、1ヵ月半にわたる「Death Or Glory」ツアーが大成功を収める。 :5月、『Death~』の日本盤がリリースされ、デビュー6年目、アルバム5枚目にして日本デビューを飾る。 :正式ドラマーとして、バンドのローディーだったA.C.が加入。 :マイクが脱退し、後任にシンバルメーカーパイステの社員だったアクセル・モーガンが加入。 1991年 シングル「Little Big Horn」をリリース。 :4月、3ヶ月にわたるヨーロッパツアーがスタート。 :5月、6thアルバム『Blazon Stone』リリース。売り上げ12万枚を記録。 :初のベスト・アルバム『First Years Of Piracy』リリース。全曲『Blazon Stone』時のメンバーによってリ・レコーディングが行われている。 :ツアー終了後、ヤンスとA.C.が脱退。 1992年 新しいリズム隊を、U.D.Oから引き抜く。ベーシストはトーマス・ズムズンスキー、ドラマーは出戻る形になったステファン・シュヴァルツマン。 :7月、シングル「Lead Or Gold」リリース。 :9月、7thアルバム『Pile of Skulls』リリース。 :11月、ロルフとアクセルがプロモーションのために来日。 1993年 1月、ツアースタート。 :ツアー終了後、『Pile~』レコーディングからロルフとの関係が悪化していたアクセル、ステファンの2人が解雇される。 :12月、ギタリストとして元リスクのシロ・ハーマンが加入。ドラマーは以前ツアーに帯同したヨルグ・マイケルを正式メンバーに迎える。 1994年 2月、先行シングル「The Privateer」リリース。 :4月、8thアルバム『Black Hand Inn』リリース。翌月からグレイヴ・ディガーとともにヨーロッパツアー。 1995年 6月、レイジ、グレイヴ・ディガー、ガンマ・レイ、アイスド・アースなどとともに、「Summer Metal Meeting」と銘打たれたパッケージツアー。 :10月、9thアルバム『Masquerade』リリース。このアルバムを最後に、レコード会社をノイズ・レコードからG.U.N.に移籍。 1996年 「Masquerade」ツアー。 1998年 10thアルバム『The Rivalry』リリース。 :日本オリジナル選曲で、ロルフも選曲に参加したベスト・アルバム『The Story of Jolly Roger』リリース。 :3月、ストラトヴァリウスへの専念を理由にヨルグが脱退。翌月からのドイツツアーにはレイジのクリス・エフティミアディアスを起用。 :9月、再度のドイツツアーが、ロルフのガールフレンドの急病のためキャンセルされる。 1999年 『Death~』から『Masquerade』までの5枚が、ノイズからリマスターバージョンとして再発される。 :新作のレコーディングに向け、スタジオ・ドラマーとしてアンジェロ・サソを起用。 2000年 1月、11thアルバム『Victory』リリース。 :3月、ドイツツアー。ドラマーとして再びクリスを起用。 :スウェーデン、ドイツ、スペインなど、ヨーロッパ各地でのロック・フェスティバルに多数出演。 2001年 シロ、トーマスが脱退。ベーシストとしてペーター・ピヒェルを迎え、ロルフがギタリスト兼務、スタジオ・ドラマーは再びアンジェロという形で新作のレコーディングを開始。 2002年 2月、12thアルバム『The Brotherhood』リリース。 :3月、ライヴギタリストとしてベアンド・アウファーマンが、正式ドラマーとしてマティアス・リーベトゥルースが加入し、このメンバー4人でドイツツアー。 :6月、イタリアの「Gods Of Metal Festival」に出演。この年のフェスティバルにはマノウォー、ブラインド・ガーディアン、シンフォニー・エックスなども出演した。 :9月、オスナブリュックでのライブを収録した『Live』を2CD、CD&DVD、DVDの形でそれぞれリリースされた。 2003年 8月、ドイツの「Wacken Open Air」に出演。 :9月、デビュー20周年を記念したアルバム『20 Tears In History』リリース。 2004年 『20 Years~』が日本でキング・レコードからリリースされる。 2005年 13thアルバム『Rouges En Vogue』リリース。この後、ギタリストのピーター・ジョーダンが加入。 2009年 7月30日、Wacken Open Airへの出演を最後に解散。 2011年 秋頃、ロルフが再結成を発表。復活作『Shadowmaker』を2012年4月にリリース。 2013年 再結成後2作目(通算14作目)のアルバム『Resilient』を10月にリリース。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ランニング・ワイルド」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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