|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ラヴ : [らヴ] 【名詞】 1. love 2. (n) love ・ 初 : [はつ] 1. (n,adj-no,n-suf) first 2. new ・ 初期 : [しょき] 1. (n,adj-no) (1) (gen) (comp) early (days) 2. initial stage 3. (2) (computer) initial ・ 期 : [き] 1. (n,n-suf) period 2. time ・ キリスト教 : [きりすときょう] 【名詞】 1. Christianity ・ 建築 : [けんちく] 1. (n,vs) construction 2. architecture ・ 建築物 : [けんちくぶつ] (n) a building ・ 物 : [もの] 【名詞】 1. thing 2. object
ラヴェンナの初期キリスト教建築群(ラヴェンナのしょきキリストきょうけんちくぐん)は、イタリアのラヴェンナにあるユネスコの世界遺産登録物件名。登録は1996年。5世紀初頭から6世紀末に建設された初期キリスト教の聖堂・礼拝堂を対象とする。 == 概略 == ラヴェンナは、西ゴート族による410年のローマ侵略の後、西ローマ帝国、そして東ゴート王国の首都、さらには東ゴート王国を滅ぼした東ローマ帝国(ビザンツ帝国)が総督府を置いてイタリア統治の拠点にした都市である。ホノリウスが、ミラノから防衛の容易なこの街にやってきた時には、すでに良港クラッシスを要する交易都市として栄えており、751年まで西の首都であり続けた。今日残る聖堂や礼拝堂は、この繁栄の時代に西ローマ帝国の皇妹皇母ガッラ・プラキディア、東ゴート王国の王テオドリック、東ローマ帝国・ユスティニアヌス1世時代のラヴェンナ司教マクシミアヌスの活動によって建設されたものである。750年までに、この街には60以上の聖堂が建設されていたことが伝えられる。 しかし、8世紀末になるとラヴェンナは政治的重要性を失い急速に衰退したうえ、その後も歴史の表舞台に立つことはなく、経済活動も活発ではなかったので建て替えもほとんど行われず、当時の建築・美術が豊富に残った。第一次世界大戦の際には、オーストリア軍の砲撃を受けてサンタポリナーレ・ヌオヴォ聖堂のファサードが破壊され、第二次世界大戦最中の1944年には空爆を受けるなど危機的状況にも遭ったが、戦略上の重要性を持たなかったため、壊滅的な被害を受けることはなかった。このため、1世紀当時そのままの姿を現代に伝える同じくイタリアの都市ポンペイにラヴェンナを関連付け、「初期中世のポンペイ」と呼ぶこともある。 5世紀から6世紀までの都市の全体像は、発掘があまり行われていないこともあって、明確にはつかめていない。ただし、世界遺産に登録された聖堂のほか、サン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ聖堂(1568年に取り壊され、近年再建された)やサンタ・クローチェ聖堂(ガッラ・プラキディア廟堂の本体にあたる。やはり後に再建された)、ラヴェンナ司教ウルススによって建設された大聖堂バシリカ・ウルシアーナなどの宗教建築が、いくつか再建されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ラヴェンナの初期キリスト教建築物群」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|