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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
ラーオメドーン()は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してラオメドンとも表記される。 トローイアの王イーロスとアドラーストスの娘エウリュディケーの子で、河神スカマンドロスの娘ストリューモー、オトレウスの娘プラキアー、あるいはレウキッペーを妻とし、ティートーノス、ラムポス、クリュティオス、ヒケターオーン、ポダルケース(プリアモス)、ヘーシオネー、キラ、アステュオケーを、またニュムペーのカリュベーとの間にブーコリオーンをもうけた〔アポロドーロス、3巻12・3。〕。またプロクレイア〔アポロドーロス、摘要(E)3・24。〕、アンティゴネー、アイティラ、アイゲステーなどの娘がおり、一説にガニュメーデースもラーオメドーンの子供であるという。 == 神話 == ===トローイアの城壁=== 神話によるとラーオメドーンの傲慢さを試すため、アポローンとポセイドーンは人間に化けて1年の間ラーオメドーンに仕えた。ラーオメドーンは両神を酷使し、トローイアに城壁を築かせた。しかし城壁が完成したときラーオメドーンは報酬を払わないばかりか〔アポロドーロス、2巻5・9〕、両手を縛って売り飛ばすと言い、両耳を切り落とす仕草をして、脅して帰らせようとした〔『イーリアス』21巻434~460。『イーリアス』ではアポローンは牛の世話をし、ポセイドーンは城壁を築いたという。〕。両神は怒り、アポローンはトローイアに疫病を起こし、ポセイドーンは海の怪物を送り込んだ。怪物は高潮に乗って陸に上がり、人々を襲って喰らった。 ラーオメドーンが神託に問うと、娘のヘーシオネーを怪物に捧げれば救われると告げた。ラーオメドーンは仕方なくヘーシオネーを海岸の岩に縛った〔。一説に神託はトローイアの処女を捧げなければならないと告げたので、全ての処女を犠牲にした後に、最後に残ったヘーシオネーも怪物に捧げたという〔ヒュギーヌス、89。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ラーオメドーン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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