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向谷 実(むかいや みのる、1956年10月20日 - )は、日本のミュージシャン(キーボーディスト)、音楽プロデューサー、実業家、タレント。フュージョンバンド、カシオペアの元キーボード奏者(1977年-2012年)。シミュレーションゲームソフト『Train Simulator』の制作者であり、制作元である株式会社音楽館の代表取締役社長として知られる。 == 人物 == 1977年、ネム音楽院(現:ヤマハ音楽院)エレクトーン科在籍中であった20歳の時に、当時まだアマチュアバンドであったカシオペアにキーボーディストとして加入。1979年にカシオペアはメジャーデビューし、2006年の活動休止までリーダーの野呂一生と共に29年間歩んできたが、6年後の2012年に活動再開する際に脱退した。脱退以後の音楽マネージメントは自身の会社である音楽館で行っている。 1995年、自身が培ってきたコンピューター技術を活かして、音楽館で実写版鉄道シミュレーションゲーム『Train Simulator』シリーズの制作および発売開始。1990年代後半から2000年代に掛けては、カシオペアとともに活動の柱となっていった。なお、音楽館は2000年代後半よりコンシューマーゲームから業務用分野の鉄道シミュレーターに事業を転換している。 カシオペア活動中からソロでの音楽活動を行っており、様々なアーティストのレコーディングに参加。自身が中心となってプロデュースしたものも数多い。『Train Simulator』を制作していた頃はそちらに没頭していたために抑え気味ではあったが、『Train Simulator』シリーズの制作が収束したのとカシオペアの活動休止が重なった2000年代後半からは再び活発化。近年はニコニコ生放送による動画配信を積極的に導入して、作曲(ときには作詞も)、そしてレコーディングに至るまで制作過程の可視化に挑むなど、新しい音楽制作の試みとして話題を呼んでいる。また、音楽活動のルーツであるエレクトーンにも回帰していて、自身が弾くほかにエレクトーン専門のプロ奏者とのコラボレーションも頻繁に行っている。 音楽館における音楽事業と鉄道事業の売上げ比率は2015年の時点において鉄道事業の方が8~9割を占めているが、向谷は「音楽的なひらめきは大切。音楽と鉄道は甲乙つけずイーブンでいる」と説明している〔日経産業新聞 2015年2月6日付け記事「ものづくり」鉄道シミュレーター開発の音楽館 実映像と音楽で臨場感〕。 カシオペア在籍時はライブでMC(司会)も担当。それがメディア出演でも評判となり、『Train Simulator』制作以後は熱狂的な鉄道ファンとして鉄道関連番組に頻繁に出演するようになる。近年は『Mr.サンデー』(フジテレビ系)などの情報番組にコメンテーターとしても出演するようになり、従来の音楽ファン、鉄道ファン以外からも広い知名度を得ている。 自らが発信するニコニコ生放送の番組では視聴者からのプライベートな領域まで及んだ質問にもざっくばらんに答えたり、一般人である家族との出演、そして自宅から中継する回もあるなど、私生活をかなりオープンにしている。2015年1月、FacebookとTwitterでナレーター・藤みさきと再婚したことを自ら報告した〔〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「向谷実」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Minoru Mukaiya 」があります。 スポンサード リンク
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