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リステイトメント リステイトメント(英:Restatement)は、アメリカ合衆国の各州の州法と判例法の現状を分析し、おおよその共通事項を各法分野ごとに法典の形にして注釈をつけたものである。リステイトとは、各州の判例法を収集・分析して「再び記述し直す」(re-state)という意味である。 == 歴史 == 連邦制をとる合衆国では、州ごとに州議会によって民法が制定されているだけでなく、コモン・ローの下で州裁判所ごとに判例法が形成されているという状況にあり、その内容も各州の慣習に応じて様々であったが、20世紀になって交通・通信技術が発達すると、各州の慣習の地域差も小さくなった。 このような事情を受けて、何世紀にもわたって判例が集積されるだけでは分かり難くなるという考えが民間から出て広まるようになり、1923年にアメリカ法律協会 (American Law Institute) が設立され、現在のリステイトメント事業が着手された。 アメリカ法律協会は、連邦の最高裁裁判官や控訴裁判所長官、州の最高裁長官、ロー・スクールの長、各法曹協会の長、アメリカ法曹協会 (ABA) が組織する統一州法委員全国会議 (National Conference of Commissioners on Uniform State Law:NCCUSL) の議長、裁判官、弁護士、法学者から選任される2000人以上のメンバーで構成されている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「リステイトメント」の詳細全文を読む
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