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リチャード・タラスキン(Richard Taruskin, 1945年 -)はアメリカの音楽学者、音楽評論家。とくにロシア音楽に関して重要な論文・著作を発表している〔ロシア音楽事典 p.205〕。 == 略歴 == 1971年から1972年にかけてモスクワに滞在、1975年に論文『1860年代のロシア・オペラ』(''Opera and Drama in Russia: as Preached and Practiced in the 1860s'') でコロンビア大学の博士号を取得、同大学助教授を経て1981年に同準教授となる。1989年よりカリフォルニア大学バークレー校教授〔ロシア音楽事典 p.205〕。 1970年代後半から音楽関係雑誌などに数多くの論文を発表、1992年には『ニューグローヴ・オペラ事典』のロシア・オペラ関係項目の執筆に携わった。とくに、『ムソルグスキー』(''Musorgsky'', 1992年)、『ストラヴィンスキーとロシア的伝統』(''Stravinsky and the Russian traditions'', 1996年)、『ロシアを音楽的に定義する』(''Defining Russia Musically'', 1997年)の三つの著作は、それまで発表してきた論文をまとめたもので、ロシア音楽史において国民楽派を中心とした従来の考え方に決定的な転換を迫ったと評価されている〔ロシア音楽事典 p.205〕。具体的には#業績を参照のこと。 ニューヨーク・タイムズ紙をはじめとした評論活動のほか、15世紀シャンソン研究など中世音楽の研究・演奏にも通じ〔ロシア音楽事典 p.205〕、合唱指揮者としてコロンビア大学のコレギウム・ムジクムを指導、1970年代後半から198年代後半にかけて、アウロス合奏団でヴィオラ・ダ・ガンバを演奏した。 これらの幅広い活動により、アメリカ音楽学会(:en:American Musicological Society)からノア・グリーンバーグ賞(1978年)、アルフレッド・アインシュタイン賞(1980年)、デント賞(1987年)、オットー・キンケルディ賞(1997年、 2006年)、米国作曲家作詞家出版者協会(ASCAP)からディームズ・テイラー賞(1988年)を受賞している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「リチャード・タラスキン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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