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リチャード・ベリンガム : ミニ英和和英辞書
リチャード・ベリンガム[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

リチャード・ベリンガム : ウィキペディア日本語版
リチャード・ベリンガム[ちょうおん]

リチャード・ベリンガム(、1592年頃 - 1672年12月7日)は、イングランドから北アメリカ植民地に渡った判事弁護士であり、マサチューセッツ湾植民地総督を前後3回務めた。マサチューセッツ湾植民地のために発行された認可状に署名した者として最後まで生き残った者とされている。1634年に新世界に向かって出発する前はリンカンシャーの裕福な弁護士だった。マサチューセッツでは中道のジョン・ウィンスロップに対して、リベラルな政敵であり、参政権と立法の拡張を論じたが、クエーカー教徒やバプテストが植民地に入ろうとしたときに極めて厳しく反対し、宗教面では幾分保守的な面を示した。「マサチューセッツ自由の主文」を作成した一人であり、この文書はアメリカ権利章典にも見られる多くの意見を具体化したものだった。
ベリンガムは植民地での初期に概して少数派に属したが、通算で10年間を植民地総督として務めており、その大半はイングランド王チャールズ2世が植民地政府の行動についてあれこれ注文をつけた王政復古という難しい時代だった。ベリンガムはイングランドに出頭すべしという国王からの直接命令を拒否しており、これが1684年に植民地認証取り消しに繋がったとされている。
ベリンガムは2度結婚しており、後妻と一人の息子がベリンガムの死後に残った。ベリンガムは1672年に死亡し、現在のマサチューセッツ州チェルシーの資産と、ボストンの大きな家屋を遺した。ベリンガムの遺志に対して息子から異議申し立てがあり、その資産は100年以上も続く法的手続きの対象となった。作家ナサニエル・ホーソーンの小説『緋文字』と、詩人ヘンリー・ワーズワース・ロングフェローの『ニューイングランドの悲劇』にはベリンガムが登場しており、植民地時代の仮想のできごとを扱っている。
== 初期の経歴 ==
リチャード・ベリンガムは1592年頃にイングランドのリンカンシャーで生まれた。父はウィリアム・ベリンガム、母はフランシーズ・アムコッツだった。一族は繁栄していた。スカンソープに近いブロンビーウッドにある邸宅に住んでいた〔Anderson, p. 1:246〕〔Larken, p. 16〕。オックスフォードブレーズノーズ・カレッジに1609年12月1日に入学して法律を学んだ〔Anderson, p. 1:243〕。1625年、リンカンシャーのボストンで、記録官(町で法律に関する最高位)に選出され、1633年まで務めた。1628年と1629年にはボストンから庶民院議員に選ばれた〔Addison, p. 108〕。ベリンガムはバークシャーのスウォローフィールド出身のエリザベス・バックハウスと結婚し、多くの子供が生まれたが、息子のサミュエルのみが成人した〔Anderson, p. 1:247〕。
1628年、マサチューセッツ湾会社の投資者となり、ニューイングランドのためのプリマス委員会によって発行された土地特許に署名した者達の一人となった。1629年にマサチューセッツ湾植民地のために発行された王室認可状にもその名があった〔Morison, p. 34〕。1633年、ボストンの記録官を辞任し、その資産の処分を始めた。翌年、妻と息子を連れて新世界に旅立った〔Goss, p. 262〕。マサチューセッツのボストンに就いてから間もなく、妻のエリザベスが死亡した〔Moore, p. 335〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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