|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 天 : [てん] 【名詞】 1. heaven 2. sky ・ 天文 : [てんもん] 【名詞】 1. astronomy ・ 天文台 : [てんもんだい] 【名詞】 1. astronomical observatory ・ 文 : [ぶん] 【名詞】 1. sentence ・ 台 : [だい] 1. (n,n-suf) (1) stand 2. rack 3. table 4. (2) support 5. (3) belt 6. (4) counter for machines, incl. vehicles
リック天文台(りっくてんもんだい、Lick Observatory)はアメリカのカリフォルニア大学が所有・管理する天文台である。リック天文台はアメリカ・カリフォルニア州サンノゼの東にあるディアブロ山脈の中のハミルトン山頂に作られている。天文台の研究員は1960年代半ばにカリフォルニア大学サンタクルーズ校 (UCSC) に移り、現在はこの大学が天文台の運営を行なっている。 ==歴史== リック天文台は世界で初めて山頂に作られた天文台である。 この天文台は1876年から1887年にかけて、ジェームズ・リックが寄付した遺産によって建設された。1887年、リックの遺体は望遠鏡の建設予定地の下に、「ジェームズ・リックここに眠る」と書かれた真鍮の銘板とともに埋葬された。 天文台の建設当初、まず建設地までの道路を造る必要があった。建設資材は全て馬車やラバが引く車で建設予定地まで運ばなければならず、急な勾配を上るのは無理だった。そのため、道の勾配を6.5%以下に保つために非常に曲がりくねった道路が造られた。現在の道路(カリフォルニア州道130号線)もこのルートをたどっており、天文台に至る道には全部で365箇所のカーブがある。このため、普段は乗り物酔いをしない人にとってもこの道を通るのは厳しい。この道路はリック天文台で降雪があると閉鎖される。 リック天文台の口径36インチ (91.44cm) 屈折望遠鏡は、1888年1月3日のファーストライト以来、1897年にヤーキス天文台が建設されるまで、世界最大の屈折望遠鏡だった。1888年4月に天文台はカリフォルニア大学評議会によって大学施設として認められ、世界初の常設の山頂天文台となった。この天文台の周辺には市街光や大気汚染がなく、素晴らしい観測環境が得られた。加えて、ハミルトン山頂の夜間の大気は非常にゆらぎが少なく、山頂部分は通常、サンフランシスコ・ベイエリアでしばしば見られる霧が発生する高度よりも高い場所にある。そのため、山頂より低い場所で霧が発生すると、麓の光害が霧によってほとんど完全に遮られる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「リック天文台」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|