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リナグリプチンは、ジペプチジルペプチダーゼ阻害薬に分類される経口血糖降下薬である。 ジペプチジルペプチダーゼはインクレチンの分解などに関係する酵素であり、 これを阻害することにより血中のグルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)の濃度を高め、血清インスリン濃度の上昇 および 血糖値の低下をもたらすと考えられている。 ジペプチジルペプチダーゼ-4(DPP-4)によって分解されるGLP-1以外のペプチド基質については、DPP-4の項を参照されたい。 GLP-1アナログ製剤と同じくインクレチン関連薬に分類される。 SU剤に代表される経口血糖降下薬に比べて、低血糖のリスクが少ないと言われている。 副作用としては、腹部膨満・便秘・浮腫などが報告されている。 リナグリプチンを含むDPP-4 阻害薬は、癌リスク上昇と関連していなかった旨が報告されたが、解析に用いられた研究の試験期間は二年以下と短い。 故に、長期的な癌リスクは、現時点では明らかではないと考えるべきである。 2013年現在、日本国内では日本イーライリリーおよび日本ベーリンガーインゲルハイムからトラゼンタ®錠5mgという製剤名で販売されている。 == 効能・効果 == 2型糖尿病 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「リナグリプチン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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