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リポ蛋白 : ミニ英和和英辞書
リポ蛋白[しろ]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

蛋白 : [たんぱく]
 【名詞】 1. egg white 2. protein
: [しろ]
 【名詞】 1. white 

リポ蛋白 ( リダイレクト:リポタンパク質 ) : ウィキペディア日本語版
リポタンパク質[りぽたんぱくしつ]

リポタンパク質(リポたんぱくしつ)は脂質血漿中に存在する様態で、脂質とアポタンパク質が結合したものである〔IUPAC Gold Book - lipoproteins 〕。
脂肪酸のような分極した分子を除き(遊離脂肪酸)、脂質を血漿中に安定に存在させるには、タンパク質(アポタンパクと呼ぶ)と結合させる必要がある。リポタンパクは、トリグリセリド(中性脂肪)および、細胞の生命維持に不可欠なコレステロールを多く含む球状粒子である。種類には、カイロミクロン(キロミクロン)、超低比重リポタンパク (VLDL)、中間比重リポタンパク (IDL)、低比重リポタンパク (LDL)、高比重リポタンパク (HDL)、超高比重リポタンパク (VHDL)のものがあり、WHOによってその基準が定められている。
== リポタンパクの種類 ==
リポタンパクは、電気泳動法または超遠心にて分類される。通常見られるリポタンパクは次のようなものである。
*電気泳動法(アガロース法)では、陰極に近い方から
*#カイロミクロン
*#βリポタンパク
*#pre-βリポタンパク
*#αリポタンパク
*電気泳動法(ポリアクリルアミドゲルディスク法、PAG法)では、陰極に近い方から
*#カイロミクロン
*#VLDL
*#IDL
*#LDL
*#small-LDL
*#HDL
*超遠心では、比重の軽い方から
*#カイロミクロン
*#超低比重リポタンパク (VLDL)
*#低比重リポタンパク (LDL)
*#高比重リポタンパク (HDL)
3者の違いは、アガロース法はリポタンパク質を荷電で分析し、ポリアクリルアミドゲルディスク法では、主にリポタンパク質の粒子サイズの順に分析され、超遠心法はリポタンパク質の粒子の密度(体積あたりの重量)で分析される。
3者の間にはおよそ次の対応関係があるが正確ではない。
*βリポタンパク - LDL
*pre-βリポタンパク - VLDL
*αリポタンパク - HDL
カイロミクロンを構成するアポタンパク質はアポB48で外因性リポタンパク質と呼ばれ、VLDL、LDL、HDLを構成するアポタンパク質はアポB100で、内因性リポタンパク質と呼ばれる。
VLDLがトリグリセリドを失い小型化したリポタンパク質を、IDLと称する。またLDL粒子がトリグリセリドを失い小型化したリポタンパク質を、small dense LDLと言い、ともに動脈硬化の原因物質といわれている。
ディスク電気泳動法では、IDLはミッドバンドと呼ばれている。
近年アポタンパクの研究が進み、タンパク自体も分類されるが、以下の各論を参照されたい。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「リポタンパク質」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Lipoprotein 」があります。




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