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リム・シン1世[りむしん1せい] リム・シン1世(Rim Sin I、在位紀元前1822年 - 紀元前1763年)は、ラルサ王朝の最後の王である。この時代のメソポタミアの王の多くと同じく、彼もアムル系の称号を持っている(アムルの父)しかし、彼の父の出自はエラム系であり、どのような経緯でアムルの父を称するようになったのかは議論のあるところである。優れた王であり、60年余りにもわたって君臨し南部メソポタミアを支配したが、バビロンの王ハンムラビと戦って破れ王国は滅亡した。 == 来歴 ==
=== 領土拡大 === クドゥル・マブクの息子として生まれ、兄のワラド・シンの跡を継いでラルサ王となった。その即位時には、まだ父クドゥル・マブクは存命であり、彼が実質的な支配者としてラルサを支配した。紀元前1815年頃、クドゥル・マブクが死去したことによって、単独の支配者として君臨する事になる。彼は単独統治を始めて間もなく、バビロンの王シン・ムバリトを破って国境を北に押し上げ、またウルク市を併合してペルシア湾岸地帯を制圧した。これによってラルサは紀元前18世紀に入るまでに、南部メソポタミアにおいて最大の国家となった。彼がその生涯最大の勝利として記録しているのが紀元前1794年のイシン王ダミク・イリシュに対する勝利である。100年以上にわたり、メソポタミアの覇権を巡って争ったイシンを完全に併合することに成功した事は、快挙として受け止められ、リム・シン1世にとって最大の栄光となった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「リム・シン1世」の詳細全文を読む
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