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リャドク()とは、キエフ・ルーシ期に主にノヴゴロド公国で見られた、商工業者の小規模な居住地のことである。 キエフ・ルーシ期のリャドクには、法に基づいた契約の1つであるリャドを結び、一定期間他者に隷属したリャドヴィチに属する人々が住んでいた〔〕。また、リャドクの商工業者は農業にも従事した。 15世紀末には製鉄・製塩所などの採取産業地区や、などの交易路上にもリャドクが登場した。なお、より大規模な、しかし防御設備をもたない商工業者の居住地はポサードと呼ばれた。 16世紀前半、現在のノヴゴロド州には42のリャドクがあった。16世紀末から社会的価値を失い消滅していったリャドクもあったが、いくつかのリャドクはポサードへ、そしてゴロド(都市)へと発展していった。たとえばチフヴィン、ヴァルダイ、ヴイシニー・ヴォロチョークなどである。また、ベリョゾヴスキー・リャドク(ru)、オペチェンスキー・リャドク(ru)などの自治体の名に、リャドクの名が残っている。 ==脚注== 注釈 出典 〔 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「リャドク」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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