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リャドヴィチ リャドヴィチ(、)とは、キエフ・ルーシ期の人々のカテゴリの1つであり、負債を地主の元での労働で支払う契約(この契約をリャドという。)を結んだ状態にある人々を指す言葉である。日本語文献では「契約隷属民」等と訳される〔和田春樹『ロシア史』p62〕。 リャドヴィチは貸付金を借り、契約により農業などの期間労働を行った。主人に従属し、主人の元に住み着いた。貸付金は労働や、金・家畜・作物の種子などで返済した。その立場はザークプという、年季奉公の労働者〔伊東孝之『ポーランド・ウクライナ・バルト史』p103〕に近い。しかしホロープ(ru)(奴隷〔國本哲男『ロシア原初年代記』事項索引p50〕・隷属農民〔アレクサンドル・ダニロフ『ロシアの歴史(上)』p66〕)とは異なる扱いを受けた。自由民とリャドヴィチとの結婚による子供もいた。また、財産の所有や贈与も認められており、たびたび主人の下級の事務官としても用いられた。 『ルースカヤ・プラウダ』(ルーシ法典)においては、リャドヴィチの殺人罪に対するヴィーラ(罰金)は、スメルド(自由農民)やホロ-プと同じ5グリブナ(ru)と定められていた。 14世紀-17世紀には、都市の商人組合の構成員をリャドヴィチと呼んだ。リャドに基づく社会層であることはキエフ・ルーシ期と同様であり、また同様にリャドクに住んでいた。 ==出典== 〔
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「リャドヴィチ」の詳細全文を読む
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