|
柳京ホテル
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。
柳京ホテル(リュギョンホテル、りゅうけいホテル)とは、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)平壌市普通江区域にて建設途上にある大型商業宿泊施設である。 == 沿革 == === 建設の経緯 === 北朝鮮が1988年のソウルオリンピックに対抗して開催したとされる第13回世界青年学生祭典(1989年)に間に合わせるべく、1987年に起工された。設計および建設は白頭山建設研究院 (Baikdoosan Architects & Engineers) による。北朝鮮の威信をかけた「世界一のホテル」として建設され、当時韓国一の高さを誇ったソウルの63ビルや韓国の双竜グループが1986年にシンガポールに建てた当時高さ世界一のホテル・ウェスティン・スタンフォード・シンガポールよりも高くすることを目指したとされる。ホテル名は平壌の旧称である「柳京」から取られ、建設段階から国外へ向けての宣伝を行い、地図にも掲載されていた。 しかしあまりにも巨大な施設のため世界青年学生祭典には間に合わないことが明らかになり、急遽両江ホテルと西山ホテルが建てられた〔加藤将輝・著、中森明夫・プロデュース『北朝鮮トリビア』飛鳥新社 2004年 ISBN 978-4-87031-619-5〕。その後ホテルの完成そのものが危うくなるにつれ、北朝鮮当局は不足している資金や建設技術を日本など西側の外資を誘致することで解決しようと画策、建設中にもかかわらず外国人ツアーの経路に柳京ホテルを入れたり、投資会社 (Ryugyong Hotel Investment and Management Co.,) を設立し、カジノを設置して日本人観光客を誘致する案を打ち出したりした〔。しかし1992年に建設は完全に中断され、15年以上にわたり備品はおろか窓も外装すらないまま放置された。この中断の原因は資金不足や電源不足、広汎な飢餓のためと推測される。 長らく放置されたことで単独の建築物としては世界最大の廃墟であると言われ、アメリカのファッション雑誌『エスクァイア』は2008年に「人類史上最悪の建物」という題で柳京ホテルを「傾いた北朝鮮式シンデレラ城」と紹介した〔Eva Hagberg, "The Worst Building in the History of Mankind" , :en:Esquire (magazine), January 28, 2008〕〔金素烈 北, 4月から「105階柳京ホテル」の工事を再開 , デイリーNK, 2008-05-20.〕。また『CNN』の選んだ「世界で最も醜い建物」の第1位に選出されている。国際メディアからは「滅びのホテル (Hotel of Doom)」と呼ばれている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「柳京ホテル」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Ryugyong Hotel 」があります。 スポンサード リンク
|