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リロングウェ()は、人口約78万人のマラウイ共和国の首都であり、マラウイのほぼ中央に位置する東西・南北の交通の合流点である。マラウイの政治の中心であり、経済の中心である南部のブランタイヤと対をなす。 また、リロングウェ県 () は、6,159 km²の面積を持ち、1,346,360人の人口を擁する県であり、中心の町はリロングウェ市である。リロングウェ市を囲んで住宅地が広がっており、地域ごとに不規則に番号が割り振られている〔栗田『マラウィを知るための45章』第2版、106頁〕。 == 歴史 == 1904年に英領ニヤサランドの北部支所設置に伴って建設されたのが町の始まりである〔辻原『世界地名情報事典』、474頁〕。1920年代より、マラウイ内で生産された葉タバコの加工と出荷、トウモロコシやラッカセイの生産によってリロングウェは成長する。葉タバコは国外にも出荷され、現在でもマラウイの主要輸出品となっている。マラウイ内の都市の中でも、リロングウェは植民地経営の色彩が薄く、これが後に首都に選定される一因にもなる〔戸谷「リロングエ」『世界地名大事典』8巻、1431-1432頁〕。 1964年にリロングウェはゾンバに代わるマラウイの首都に選定された〔栗田『マラウィを知るための45章』第2版、105頁〕。移転が決定される前の旧市街には約20,000人が居住しており、首都建設に伴って6,000世帯が移転する〔。1966年、首都建設に必要な費用を調達するため、マラウイ政府は南アフリカ共和国から融資を受けるが、当時の南アフリカ共和国ではアパルトヘイト政策が実施されており、周辺のアフリカ諸国から批判を受けた〔。 1969年から政府の建設や施設の建設が始まり、1975年にマラウイの正式な首都に定められる〔。リロングウェが新たな首都に定められてからも国会は旧都のゾンバで開かれており、1994年になって国会がリロングウェに移転した〔栗田『マラウィを知るための45章』第2版、105,118頁〕。1993年に勃発した陸軍とバンダ大統領派の軍事衝突では、リロングウェ市街も損害を受けた〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「リロングウェ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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