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リンカーン記念堂(リンカーンきねんどう、英語:Lincoln Memorial)は、アメリカ合衆国首都ワシントンD.C.のナショナル・モール西端に位置し、アメリカ合衆国第16代大統領エイブラハム・リンカーンを記念して建立された、大統領記念建造物の一つである。リンカーン記念館と呼ばれることもある。 建物はギリシャのドーリア式で作られており、内部にはリンカーン大統領の坐像が設置されている。記念堂は様々な演説の舞台に使用されており、特に1963年8月28日に行われた、ワシントン大行進でのマーティン・ルーサー・キングによる「''I Have A Dream''」の演説は有名である。 近隣に建てられているベトナム戦争戦没者慰霊碑、朝鮮戦争戦没者慰霊碑、第二次世界大戦記念碑のような建造物と同じく、国立公園局直轄のナショナル・モール&国定記念公園団体によって管理されている。また、国定記念物である同記念堂は1966年10月15日に国家歴史登録財に登録された。記念堂は12月25日のクリスマスを除き、午前8時から夜0時まで一般開放している。 ==デザイン== リンカーン大統領の記念碑を建設するため1867年3月に、アメリカ合衆国議会によって「リンカーン記念碑協会」が設立されたのが始まりである。当時沼沢地であった場所に記念となる建造物を建設することが決定する1901年まで、殆ど計画の進歩は見られなかった。更に議会は1911年2月9日に公式に記念堂建設を公認したが、1915年のリンカーンの誕生日である2月12日まで石材が置かれることは無かった。1922年5月30日に合衆国第29代大統領であるウオレン・G・ハーディングによって公式に除幕式が行われ、当時唯一生存するリンカーンの子孫であったロバート・トッド・リンカーンらが出席した。デザインは当時アメリカン・ボザールを代表する建築家、ヘンリー・ベーコンによって考案されたもの。彼は1923年に同記念堂で米国建築家協会において最も誉れ高い金メダル賞を獲得している。石材はコロラド州マーブル市の採掘場から運ばれたインディアナ石灰岩とコロラドユール大理石から成るものであり、内部の坐像そのものはジョージア大理石でできている。元来公共建造物・公立公園局の管理下にあったが、1933年8月10日より国立公園局の管轄へと移行した。 ワシントンD.C.内に多くあるような幾分凱旋式でロマネスク建築の記念建造物とは違い、記念堂は厳格なギリシャドーリス様式の神殿の形を貫いている。その「周柱式」の建造物は、およそ10メートル(33フィート)の36本の柱から成り、リンカーン像を収容するケラ(神殿内部)とそれをポルティコ(柱廊)で建物全体を囲むよう構成されている。柱の円周は、大人5人が手を伸ばして抱えても届かないくらいの大きさである。36本の柱はリンカーン大統領が亡くなった時点でのアメリカ合衆国加盟州の数を表しており、州の名前が各円柱のエンタブラチュア(円柱上方部分)に彫られているのが見える。記念堂が完成した時点で合衆国に加盟していた48の州は屋根裏屋外の壁に彫られ、その後アラスカ州とハワイ州が加盟したことを受けて記念の金属板が作られた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「リンカーン記念堂」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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