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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
リング・オシレータ (ring oscillator) は、全体として負(-1以下)のゲインを持つ複数個の遅延要素(典型的には奇数個のNOTゲート)をリング状に結合した構成をもつ発振回路である。 奇数個のNOTゲート(インバータ)を用いる構成では、各インバータの出力が鎖状に別のインバータに入力され、最終段のインバータの出力は初段のインバータに入力されており、全体としてリング構造になっている。奇数個のインバータ鎖は、全体として入力の論理否定となる。各インバータは有限の遅延時間をもつため、初段インバータへの入力から有限の遅延時間後に最終段のインバータが初段入力の論理否定を出力し、これが再び初段インバータの入力される。このプロセスが繰り返されることで発振する。 インバータを偶数個にすると、最終段の出力が初段の入力と同じになるため発振はおこらない。しかしながら、偶数個のインバータ・リングは2通りの安定状態をもち、Static Random Access Memory (SRAM) の基本素子として用いられる。(双安定マルチバイブレータ) == リング・オシレータの構成 == リング・オシレータには、奇数個のインバータによるもの以外に以下に示すような構成がある。 ; 差動アンプによるリング・オシレータ : 遅延要素として差動アンプを用いたもの。差動アンプは一般的な論理ゲートに比べて高速動作が可能であり、また電源ノイズ等に強いことから、高周波回路用の発振回路では多用される。配線のつなぎ替えのみでアンプと反転アンプの変換が行えるため、偶数個の差動アンプによるリング・オシレータも容易に作成可能。 ; gated ring oscillator : インバータ・リングの中に、NANDゲートやNORゲートを挿入し、発振器のOn/Offや位相の制御を簡単に行えるようにしたもの。CDR回路等に用いられる。 ; voltage controlled ring oscillator : 外部からの電圧入力によって、リング・オシレータの発振周波数を制御できるようにしたもの。典型的には、リングを構成するインバータの電源電圧を調整することで、各インバータの遅延時間を変化させる。集積回路上で大きな面積を占めるインダクタやキャパシタを必要としないことから、SoC用の電圧制御発振器としてよく用いられる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「リング・オシレータ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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