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リン・ミンメイ : ミニ英和和英辞書
リン・ミンメイ
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


リン・ミンメイ : ウィキペディア日本語版
リン・ミンメイ

リン・ミンメイ(鈴明美)は、テレビアニメ超時空要塞マクロス』および、関連作品に登場する架空の人物。同作品の主要登場人物の一人。声の出演飯島真理
== 概要 ==
本作のヒロインの一人。『超時空要塞マクロス』をはじめとする「マクロスシリーズ」における基本要素のひとつ、「歌」を象徴する作品世界のディーヴァ(歌姫女神)的なキャラクター。日本のアニメ史においてもエポックメイキングな「架空のアイドルキャラクター」である。その歌唱曲が従来のアニメ主題歌や挿入歌とは異なり、現実の音楽市場でも当時の流行に即したポップソングとして認められ、大ヒットしたことは画期的なことであった。
また、その人気が声優担当の飯島真理の歌手デビュープロモーションにつながった点は、アニメキャラクターと音楽のメディアミックス戦略の先駆例ともいえる。劇場版主題歌「愛・おぼえていますか」はオリコンチャートのトップテンに入り、飯島は『ザ・ベストテン』などのテレビ音楽番組にも出演した。この方向性はアニメ作品中に架空の歌手を登場させるという傾向を生み、後のバーチャルアイドルのような動きにも絡むことになる。
作中では主人公も顔負けの強い印象を放つが、企画当初はサブキャラクターのひとりに過ぎなかった(中華料理屋の看板娘で、マクロスのブリッジへ出前を届けるシーンも考えられていた)。しかし、制作スタッフの趣味でアイドル歌手に仕立てられ、恋愛ドラマの「憧れのマドンナ役」となる(芸能路線はキャラクターデザイナー美樹本晴彦のアイデアで、当時熱中していた松田聖子中森明菜がモデルとなった)。作品序盤で目立ちつつ、本命のヒロイン早瀬未沙と交代し、物語の本筋に絡まないまま終わるはずだったが、制作過程で「歌(文化)」というキーワードが浮上したことから、それに関わる重要な役柄が与えられていった。
制作スタッフの河森正治と美樹本晴彦は、性格が良く可愛いという従来の「都合の良いヒロイン」へのアンチテーゼとして、多少性格の悪い部分もある、全員に好かれなくてもいいキャラクターとしてミンメイを設定した〔『CONTINUE vol.48』太田出版、2009年。〕。アニメファンの理想像よりも等身大に近い現実的な少女像を優先した描写から、当時の視聴者はビジュアルと性格のギャップに戸惑い、人類の存亡をかけた宇宙大戦への無邪気すぎる態度から「わがまま」、「ぶりっ子」という反感を憶える者も少なくなかった(当時の『アニメージュ』誌上の読者投票企画で「嫌いなキャラクター1位」に選ばれもした)。劇場版では落ち着いた作風に合わせて「努力家」へ設定変更され、従来のアニメファンも比較的感情移入しやすいキャラクターとなった。以降のシリーズ作品ではさらに「歴史上の偉人」として、偶像崇拝的な描かれ方もされている。『マクロス7』第11話「ミンメイ・ビデオ」ではアイドルの虚像が美化され、巨大化していく現象への問いが投げかけられている。
非公式な情報網で従兄のカイフンと婚約した旨の情報が氾濫しているが、カイフンが一方的に求婚の意思を表明しただけで、作品中において婚約がなされたという場面はない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「リン・ミンメイ」の詳細全文を読む




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