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leishmaniasis =========================== ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana) ・ 症 : [しょう] 1. (adj-na,n-suf) illness
リーシュマニア症(リーシュマニアしょう、leishmaniasis)とはトリパノソーマ科の原虫リーシュマニアの感染を原因とする人獣共通感染症の総称。サシチョウバエ類によって媒介される。原虫の種によって症状にかなりの差があり、ヒトでは主に内臓リーシュマニア症(カラアザール・黒熱病・ダムダム熱)と皮膚リーシュマニア症(東洋瘤腫・エスプンディア・チクレロ潰瘍)とに分類される。WHOの試算によれば、88か国1200万人がリーシュマニアに感染しており、リーシュマニア症は緊急に対策を要する6つの感染症の1つとされている。犬の媒介性疾患としても注目されている。 == 症状 == リーシュマニア症には大きく分けて内臓型と皮膚型がある。皮膚型にはさらに散在性のものや粘膜へ拡大するものが知られている。 内臓リーシュマニア症は、感染後数か月から数年たってから、発熱、肝臓や脾臓の腫大と貧血といった症状が出て、放置すれば死に至る。脾臓の肥大は極めて特徴的であり、肝臓よりも大きくなる場合がある。各地で様々な名称で呼ばれているが、おそらくカラアザール(Kala azar、黒熱病)という名が著名である。これは''L. donovani''、''L. infantum''などによって引き起こされる。オーストラリア大陸を除く全ての大陸の熱帯・亜熱帯地域に見られるが、なかでもバングラデシュ・ブラジル・インド・ネパール・スーダンに多い。 皮膚リーシュマニア症は皮膚を冒すもので、サシチョウバエに刺されたあと数週間から数か月後に皮膚に痛みを伴う潰瘍や結節が生じる。比較的軽症であり、自然に治癒して醜い瘢痕を残すだけの場合もある。''L. major''、''L. tropica''、''L. aethiopica''など旧世界の種が引き起こす東洋瘤腫(Oriental sore)が有名である。新世界においては''L. mexicana''、''L. amazonensis''、''L. venezuelensis''などが皮膚型の病変(チクレロ潰瘍)を示す。この皮膚型の病変は「ジェリコのボタン」などの名で知られている。皮膚型はアフガニスタン・ブラジル・イラン・ペルー・サウジアラビア・シリアなどでよく見られる。''L. (Viannia) braziliensis''などは粘膜皮膚型(エスプンディア espundia)の症状を示し、刺された箇所から広がって鼻や口腔、喉頭の粘膜にまで転移し、進行すると顔の外観を損なうほどに悪化して時に致死的になる。粘膜皮膚型はボリビア・ブラジル・ペルーなどに多い。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「リーシュマニア症」の詳細全文を読む
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