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リースポテンシャル : ミニ英和和英辞書
リースポテンシャル[てん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
テン : [てん]
 【名詞】 1. 10 2. ten 3. (P), (n) 10/ten

リースポテンシャル : ウィキペディア日本語版
リースポテンシャル[てん]
数学におけるリースポテンシャル()とは、その発見者であるハンガリー数学者マルツェル・リースの名にちなむ、あるポテンシャルのことを言う。リースポテンシャルは、ユークリッド空間上のラプラス作用素の冪に対する逆を、ある意味において定義するものである。一変数のは複数変数へと一般化される。
0 < α < ''n'' であるとき、R''n'' 上の局所可積分函数 ''f'' のリースポテンシャル ''I''α''f'' は、次式で定義される。
ただしこの定数は次で与えられる。
:c_\alpha = \pi^2^\alpha\frac.
このは、''f'' が無限大において十分急速に減衰する場合、well-defined となる。特に 1 ≤ ''p'' < ''n''/α に対して ''f'' ∈ L''p''(R''n'')であるときに、well-defined となる。''p'' > 1 であるなら、''f'' の減衰率と ''I''α''f'' の減衰率は不等式()
:\|I_\alpha f\|_ \le C_p \|f\|_p,\quad p^
*=\frac
によって関連付けられる。より一般に作用素 ''I''α は、0 < Re α < ''n'' を満たす複素数 α に対して well-defined である。
リースポテンシャルは、次の畳み込みとして、より一般に弱い意味で定義することが出来る:
:I_\alpha f = f
*K_\alpha. \,
ここで ''K''α は局所可積分函数
:K_\alpha(x) = \frac\frac
である。したがってリースポテンシャルは、''f'' がコンパクトな台を持つ超函数である時はいつでも定義される。この点に関し、コンパクトな台を持つある正のボレル測度 μ のリースポテンシャルは、''I''αμ がその μ の台を除く(連続な)劣調和函数であり、R''n'' 全体で下半連続であることから、ポテンシャル論における主要な興味を集めるものとなっている。
フーリエ変換を考えることで、リースポテンシャルはであることが分かる。実際、
:\widehat(\xi) = |2\pi\xi|^
であるので、畳み込み定理より
:\widehat(\xi) = |2\pi\xi|^ \hat(\xi)
が得られる。
リースポテンシャルは、例えば急減少函数に対し、次の半群性を満たす:
:I_\alpha I_\beta = I_.\
ただし
:0 < \operatorname \alpha, \operatorname \beta < n,\quad 0 < \operatorname (\alpha+\beta) < n
が満たされているものとする。さらに、2 < Re α <''n'' であるなら
:\Delta I_ = -I_\alpha \
が成立する。また、この函数のクラスに対しては
:\lim_ (I^\alpha f)(x) = f(x)
が成立する。
== 関連項目 ==

*
* 分数冪積分
* ソボレフ空間
*

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「リースポテンシャル」の詳細全文を読む




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