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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana) ・ 定理 : [ていり] 【名詞】 1. theorem 2. proposition ・ 理 : [り] 【名詞】 1. reason
数学の実解析の分野におけるリース=フィッシャーの定理(リース=フィッシャーのていり、)は、自乗可積分函数からなる ''L''2 空間の性質に関する、いくつかの密接に関連する結果である。1907年にリース・フリジェシュとによってそれぞれ独自に証明された。 多くの研究者にとって、リース=フィッシャーの定理とは、ルベーグ積分の理論による ''L''''p'' 空間が完備であるという事実を指す。 == 近年の定理の形式 == この定理の最もよくある形式のものは、 上の可測函数が自乗可積分であるための必要十分条件は、対応するフーリエ級数が ''L''2 の意味で収束することである。すなわち、自乗可積分函数 ''f'' に対応するフーリエ級数の第 ''N'' 部分和が : で与えられるなら : が成立することをいう。ここで ''F''''n'' は第 ''n'' 番目のフーリエ係数 : であり、 は ''L''2-ノルムである。 逆に、 が複素数の両側列(すなわち、添え字が負の無限大から正の無限大までとなっている列)で : を満たすなら、フーリエ係数が であるようなある自乗可積分函数 ''f'' が存在する。 リース=フィッシャーの定理はのより強い形で、フーリエ級数に関するを証明するために用いられる。 その他にもしばしばリース=フィッシャーの定理と呼ばれる結果が存在する。その内の一つとして、''A'' がヒルベルト空間 ''H'' の正規直交集合で ''x'' ∈ ''H'' なら、 : がすべての可算個の ''y'' ∈ ''A'' に対して成立し、 : が成立するという定理がある。さらに ''A'' が ''H'' の正規直交基底で、''x'' が任意のベクトルなら、級数 : が ''x'' に可換収束(あるいは無条件収束)する。これは、すべての ''ε'' > 0 に対して、ある有限集合 ''B''0 が ''A'' 内に存在し、 : が ''B''0 を含むすべての有限集合 ''B'' に対して成立することと同値である。さらに、集合 ''A'' についての以下の条件は同値である: * 集合 ''A'' は ''H'' の正規直交基底。 * すべてのベクトル ''x'' ∈ ''H'' に対して次が成立する。 :: また別の結果として、''L''2(あるいはより一般に ''L''''p'', 0 < ''p'' ≤ ∞)が完備という定理のことも、しばしばリース=フィッシャーの定理と呼ばれる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「リース=フィッシャーの定理」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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