翻訳と辞書
Words near each other
・ ルイ・ド・フュネスのサントロペシリーズ
・ ルイ・ド・フュネスの大奪還
・ ルイ・ド・フュネスの大結婚
・ ルイ・ド・フュネスの窓際一発大逆転
・ ルイ・ド・フューネ
・ ルイ・ド・フランス
・ ルイ・ド・フランス (1707-1712)
・ ルイ・ド・フランス (曖昧さ回避)
・ ルイ・ド・フロマン
・ ルイ・ド・ブランジュ
ルイ・ド・ブランジュの定理
・ ルイ・ド・ブルボン
・ ルイ・ド・ブルボン (ヴェルマンドワ伯)
・ ルイ・ド・ブルボン・コンデ
・ ルイ・ド・ブルボン=オルレアン (オルレアン公)
・ ルイ・ド・ブルボン=コンデ
・ ルイ・ド・ブルボン=コンデ (クレルモン伯)
・ ルイ・ド・ブロイ
・ ルイ・ド・ラ・ブルドンネ
・ ルイ・ド・リュクサンブール


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

ルイ・ド・ブランジュの定理 : ミニ英和和英辞書
ルイ・ド・ブランジュの定理[り]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

ラン : [らん]
 【名詞】 1. (1) run 2. (2) LAN (local area network) 3. (P), (n) (1) run/(2) LAN (local area network)
定理 : [ていり]
 【名詞】 1. theorem 2. proposition
: [り]
 【名詞】 1. reason 

ルイ・ド・ブランジュの定理 ( リダイレクト:ド・ブランジュの定理 ) : ウィキペディア日本語版
ド・ブランジュの定理[どぶらんじゅのていり]

複素解析では、ド・ブランジュの定理(de Branges's theorem)、あるいはビーベルバッハの予想(Bieberbach conjecture)と呼ばれる定理は、単位開円板から複素平面への単射的な写像を与えるための、正則函数必要条件を与える定理である。これはルートヴィヒ・ビーベルバッハ( ) により予想され、最終的にはルイ・ド・ブランジュ()により証明された。


この定理は、「函数のテイラー係数 an に関しては、いつでも a0 = 0 で a1 = 1 として正規化する」ことができることをいっている。開円板上に定義された次の形のテイラー級数を持つ正則函数で単射的(単葉的)である函数を考えよう。
:f(z)=z+\sum_ a_n z^n.
このような函数を単葉函数(schlicht function)という。この定理は、全ての n\geq 2 に対して、
:\left| a_n \right| \leq n
となることを言っている。等号が成り立つ場合は、ケーベ極値函数(Koebe's extremal function)の場合に限る。

==単葉函数==

正規化
:a0 = 0 であり、a1 = 1
であるということは、
:f(0) = 0 であり f'(0) = 1
であることを意味する。これはいつでも、任意の開単位円板上に定義され、次式を満たす単射的函数 g から出発すると(linear fractional transformation)により保証されている。
:f(z)=\frac.
そのような函数 g は、リーマンの写像定理に現れるので、今、注目している函数である。
単葉函数(schlicht function)は、1 対 1 に対応し、f(0) = 0 と f'(0) = 1 を満たす解析函数 f として定義される。単葉函数の族は、
:f_\alpha(z)=\frac=\sum_^\infty n\alpha^ z^n
であり、α が絶対値が 1 の複素数であるような(rotated Koebe function)である。f が単葉函数で、n ≥ 2 に対して、|an| = n であれば、f はケーベ函数という。
ド・ブランジュの定理の条件は、函数の単葉性を示すだけ、すなわち、函数
:f(z)=z+z^2 = (z+1/2)^2 - 1/4\;
を示すことだけでは不十分である。単位円板上で正則で、全ての n に対して、|an| ≤ n を示せても、f(−1/2 + z) = f(−1/2 − z) であるので、単射的ではない。
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.