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ルイーズ・ベネディクト・ド・ブルボン : ミニ英和和英辞書
ルイーズ・ベネディクト・ド・ブルボン[ぶる]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
ブル : [ぶる]
 【名詞】 1. bull 2. (n) bull

ルイーズ・ベネディクト・ド・ブルボン : ウィキペディア日本語版
ルイーズ・ベネディクト・ド・ブルボン[ぶる]

アンヌ・ルイーズ・ベネディクト・ド・ブルボンAnne Louise Bénédicte de Bourbon, 1676年11月8日オテル・ド・コンデパリ - 1753年1月23日オテル・ビロン、パリ)は、ブルボン朝フランス王家の一員。ルイ14世の義理の娘にあたる。宮廷ではアンギャン令嬢(Mademoiselle d'Enghien)、シャロレー令嬢(Mademoiselle de Charolais)などとも呼ばれたが、結婚後のメーヌ公爵夫人(Duchesse du Maine)、メーヌ夫人(Madame du Maine)の呼び名で知られている。
== 生涯 ==

=== 幼少期 ===
コンデ公アンリ3世ジュールとその妻プファルツ=ジンメルンエドゥアルトの娘であるアンヌ・ド・バヴィエールの間の第8子として、パリのオテル・ド・コンデ(現在のオデオン座劇場)に生まれた。洗礼名のベネディクトは母方の叔母であるブラウンシュヴァイク=カレンベルク公爵夫人ベネディクト・アンリエットに因む。精神錯乱状態の父が母に暴力を振るうなど、あまり幸福とは言えない環境で育った。当初、宮廷では「アンギャン令嬢」と呼ばれたが、父が1685年にシャロレー伯に叙せられたことを機に「シャロレー令嬢」と呼ばれることになった。
ルイーズ・ベネディクトは才気煥発で、非常に短気な性格だった。彼女は長姉のコンティ公フランソワ・ルイマリー=テレーズと同じく大変に小柄で、しかも右腕が不自由だったが、見た目には非常に気を使っており、コンデ公家の娘たちの中では魅力的だと言われていた。しかし母の従妹にあたるオルレアン公フィリップ1世夫人エリザベート・シャルロットは、ルイーズ・ベネディクトを「ちびのヒキガエル〔Fraser, Antonia (Lady), ''Love and Louis XIV''〕」と呼んでけなしており、以下のように描写している。

メーヌ夫人は10歳の子供より背が低く、無様な体格をしている。彼女を我慢してみていられるのは、口を閉じている時だけだ。いったん口を開けば、その大きく開いた口腔から並びの悪い歯が見えてしまう。彼女はずんぐりしているわけではなく、白粉も丹念に塗り、美しい目、白い肌、明るい髪の持ち主である。これで性格が良ければまだ付き合えるが、性悪なので我慢がならない〔The Project Gutenberg EBook of The Memoirs of the Louis XIV. and The Regency, Complete, by Élizabeth-Charlotte, duchesse d'Orléans〕。

ルイーズ・ベネディクトにはごく幼い頃、ルイ14世とルイーズ・ド・ラ・ヴァリエールの間の息子ヴェルマンドワ伯ルイとの縁談があったが、ヴェルマンドワ伯は1682年に同性愛スキャンダルにより宮中を追われ、翌1683年に早世した。その後、彼女にはルイ14世とモンテスパン公爵夫人の長男メーヌ公ルイ・オーギュストとの縁談が持ち込まれた。既に1685年、ルイーズ・ベネディクトの兄のコンデ公ルイ3世とメーヌ公の同腹の妹ルイーズ・フランソワーズ(ナント令嬢)が結婚しており、これはブルボン王家とコンデ公家を結びつける二重結婚となるはずであった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ルイーズ・ベネディクト・ド・ブルボン」の詳細全文を読む




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