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ルサ2世 : ウィキペディア日本語版
ルサ2世[るさ2せい]

ルサ2世Rusa II)は、ウラルトゥの王。在位:紀元前685年頃‐639年頃。衰退した王国の勢威を一時的ながらも取り戻した。
== 来歴 ==

=== 国際情勢 ===
ウラルトゥ王アルギシュティ2世の息子。ルサ2世即位当時のウラルトゥは、アッシリア帝国に敗れて領土の一部を奪われたうえ、朝貢義務を負わされていた。さらには北東のトランスコーカサスには騎馬民族のキンメリア人やスキタイ人が現れ、大きな脅威となっていた。ウラルトゥはこの北方からの剽悍な新来者をなだめすかさねばならなかった。
しかしながら、情勢はウラルトゥにとり好転した。目の上のこぶであるアッシリア帝国では内紛が起きていたのである。新たに征服したメディア人による反乱が深刻な打撃を与えた。さらに紀元前680年にはアッシリア王センナケリブが暗殺され、暗殺者たちはウラルトゥ領内に逃げ込んだ。このことはアッシリアの記録や旧約聖書列王記にも記述がある。ウラルトゥどころではなくなったアッシリアを尻目に、ルサはウラルトゥの復興に励むことが出来るようになった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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