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ルノー・4 : ミニ英和和英辞書
ルノー・4[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ルノー・4 : ウィキペディア日本語版
ルノー・4[ちょうおん]

ルノー・4フランス自動車メーカー、ルノーが1961年から製造した小型大衆車である。
4はフランス語で『カトル(Quatre)』。キャトルという呼び方も日本で浸透しているが、フランスでは主に、最もポピュラーな仕様「4L」から「カトレール(キャトレール)」と呼ばれる。
商業的に成功した世界初のハッチバック車とも考えられている。生産台数は1992年12月の生産終了までに約835万台で、フォルクスワーゲン・タイプ1フォード・モデルTに次ぐ、モデルチェンジなしの量産車としては累計台数世界第3位の生産台数を記録している。
== 概要 ==
1950年代のフランスにおける人気車種であったシトロエン・2CVを徹底的に研究して設計、開発された。
当時ルノーでは最小モデルとして750cc級リアエンジンルノー・4CVを生産していたが、リアエンジンは室内空間が広くできるものの、車体前部のトランク容量は小さく、使い勝手がいいとは言えなかった。また、エンジンタイヤエンジンオイル道路舗装の進歩による速度や路面グリップ力の向上も、リアエンジン車にとっては不安要素となった。
4CVは1946年から長らく生産されており、時流に比べてやや旧態化・陳腐化していた。後継モデル開発にあたっては、前輪駆動の2CVが当初『缶詰』等と嘲笑されつつも、着実にフランスの路上に繁殖している以上、それを凌駕する車にすることが必須だった。
このため前輪駆動方式を採用するとともに、機能性を優先し小型の貨物バンを思わせるバックドア付きの2ボックスハッチバックスタイルを採用した。乗用車ではあるが貨物車のような汎用性を備え、ラゲッジスペースに限りのあったシトロエン・2CVに差を付けたのである〔2CVはラゲッジスペースとなる車体後部が大きく傾斜しているため、かさばる大荷物を積む場合、トランク蓋や屋根のキャンバストップを外して、荷物を車外に露出させる必要があった。〕。
ルノーのベーシックモデルとして企画された4シリーズ(当初は排気量750cc。当初600ccのルノー・3も存在した)は、経済的で実用性の高い小型車であったことから庶民に受け入れられ、ルノーの大衆車市場での足場を固めた。
このモデルの基本設計を基礎として、1968年ルノー・61972年ルノー・5の各前輪駆動車が登場し、それ以外にも、商用仕様の「4/F4、4/F6(フルゴネット)」や様々な特別仕様車、レジャー用の『ロデオ』シリーズ等を派生した。2CVのような熱心なファンこそ少なかったものの、商業的には大きな成功を収め、1992年まで生産が続けられた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ルノー・4」の詳細全文を読む




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