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『ルパン三世VS名探偵コナン』(ルパンさんせい ヴァーサス めいたんていコナン)は、日本テレビ(日テレ)開局55周年と読売テレビ(ytv)開局50周年の開局記念スペシャル番組で、モンキー・パンチ原作の『ルパン三世』(以降、『ルパン』)と青山剛昌原作の『名探偵コナン』(以降、『コナン』)とのクロスオーバー作品。通称『ルパコナ』。 2009年3月27日の『金曜特別ロードショー』枠(21:00 - 23:09)で放送された後、2009年5月にはCS放送日テレプラスでも放送された。また、2010年5月1日には当時公開中だった劇場版『名探偵コナン 天空の難破船』の宣伝を兼ねてytvの全日帯ローカル枠(14:05 - 16:30〔本放送時より拡大枠なのは、CMが本放送時より長かったためと、本編終了後に『ビートップスでお買物』が内包されていたため。〕)で再放送された。 本放送から3年後の2012年3月23日には、『金曜ロードSHOW!』枠で再放送された〔放送枠は同じであるものの、冒頭での日テレとytvの開局記念テロップがカットされた。また、『ルパン』のTVスペシャルとしては『金曜ロードショー』枠で初の再放送となったが、再放送自体は1995年に「山田康雄追悼企画」と題して『土曜スーパースペシャル』にて放送された『ルパン三世 バイバイ・リバティー・危機一発!』が初である。〕。 2013年12月7日には続編となる劇場版『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』(ルパンさんせい ヴァーサス めいたんていコナン ザ・ムービー)が公開された。前日の12月6日には『金曜ロードSHOW!』枠で1年8か月ぶりに再放送された〔放送枠が通常の2時間枠だったため、一部のシーンがカットされた。また、石丸博也の副音声による解説放送も行われた。〕。 == 概要 == 日テレの誇る怪盗「ルパン三世」と、ytvの誇る名探偵「江戸川コナン」との共演作品〔なお、『ルパン』のTV第2シリーズとTVスペシャルは日テレが制作しているが、TV第1シリーズやTV第3シリーズはytvの制作である。〕として、放送の約2年前からプロジェクトが動き出していた。放送に先駆けて多くのPRが行われ、放送週の週刊少年サンデーでは出版社の枠を超えてコナンとルパンが並んで描かれている表紙が掲載されたほか、両原作者の対談も掲載された。表紙の内容は、コナンとルパンが相手のトレードマークであるワルサーP38と眼鏡を持ち合うというものであった。 タイトルは「VS」と銘打っているが、実際にはルパンとコナン、もしくは双方の仲間や関係者が協力=共闘するシーンがほとんどで、展開は架空の王国という『ルパン』でよくある舞台に、『コナン』の推理で犯人を追い詰めていくというもの。不二子のお色気シーンやルパンダイブ、コナンのスケボーによるカーチェイスなどの両者のお約束も取り入れられ、アイキャッチも双方(『ルパン』は第2期バージョン)のものが使用された。 時間と場所など状況を示すテロップは、『ルパン』で用いられるタイプライター音を伴って表示された。 BGMについては双方のものを使用しているが、『コナン』側の方が多く使用されている。オープニングテーマとエンディングテーマは『ルパン三世のテーマ』だった〔オープニングが'78の2002Ver、エンディングが'89。オープニング・エンディングともに『ルパン三世のテーマ』が使用されるのは『ルパン三世 EPISODE:0 ファーストコンタクト』以来だが、同作とオープニング・エンディングが逆転している。〕ほか、『名探偵コナン メイン・テーマ』も、コナン初登場時やカーチェイス、クライマックスなどのシーンで使用された〔コナン初登場時は『名探偵コナン メイン・テーマ(戦慄ヴァージョン)』、カーチェイスやクライマックスでは『名探偵コナン メイン・テーマ(紺碧ヴァージョン)』。〕。劇中の音楽として、『ルパン』からは「二人の過去」〔『ルパン三世 ワルサーP38』の主題歌・「瞳を忘れないで」(篠原恵美)のインストゥルメンタル版。〕が、ゲストヒロイン・ミラの関係する場面で数回使用される〔「ミラ初登場の場面」、「日本での毒入りワイン騒動のあと脱走を決意する場面」、「母・サクラと兄・ジルが死亡した桜の木の下で1人泣き崩れる場面」、「事件解決後、ルパンがミラにサクラと会った時のことを話す場面」など。〕など、全体的に『ルパン三世 ワルサーP38』や『ルパン三世 炎の記憶〜TOKYO CRISIS〜』のBGMが多く使用されている。他にも、五ェ門が初登場する場面では、『ルパン三世 燃えよ斬鉄剣』のBGMが〔冒頭のシーンにて五ェ門が敵の忍者集団から満月をバックに逃げる場面で使用された。〕、不二子が初登場する場面と不二子がミラに暗殺者が素人であることを説明する場面では、『ルパン三世 sweet lost night 〜魔法のランプは悪夢の予感〜』のBGMが〔不二子とミラが暗殺者から逃げる場面のBGMは、同作品でルパンとドリューが貨物列車に乗って敵のヘリから逃げる場面で使用された。〕、そして「銭形マーチ」は、『ルパン三世 ルパン暗殺指令』、『ルパン三世 1$マネーウォーズ』、『ルパン三世 アルカトラズコネクション』のBGMが使用された。エピローグで流れた『ルパン三世のテーマ」は、『ルパン三世 ナポレオンの辞書を奪え』のBGM〔ルパンが休憩中にパッカードの整備をする場面で使用された。〕である。 キャラクターについては『コナン』側の数が絞られており、毛利探偵事務所の面々と一部の警察関係者、鈴木園子のみであり、中盤以降は毛利探偵事務所の面々のみである。コナンがあり得ない高さから無事に着地するシーンや蘭のお色気シーンなどに加え、彼女の過剰な妄想シーンをはじめかなりコミカルな描写もあるなど、本作放送当時の『コナン』TVシリーズを基準に比較すると珍しい演出が盛り込まれている。一方、『ルパン』側は銃を使うシーンがほとんど存在しない〔不二子がバイクでのカーチェイスの時サブマシンガンを追手の車へ発砲したことや物語終盤でルパンが事件の証拠である空砲のライフルを見せしめとして犯人に向けて発砲しただけで、ルパン側による銃での死傷者はいない。〕という珍しい演出が盛り込まれていた。また、本作のみのサブキャラクター、およびモブキャラクターについては、『ルパン』と『コナン』双方のキャラクターデザインに準じたものが混在している。 脚本は『ルパン三世 天使の策略 〜夢のカケラは殺しの香り〜』以来4年ぶり2度目となる前川淳が担当し、監督は双方の長編を担当した経験を持つ亀垣一が選ばれた。 ルパンシリーズとしては『ルパン三世 霧のエリューシヴ』以来2年ぶりに日本が物語前半の舞台となり、コナンにおいても劇場版『名探偵コナン ベイカー街の亡霊』以来、TVシリーズとしても『工藤新一NYの事件』以来、コナンの身体になってからは初となる海外が舞台となった〔『ベイカー街の亡霊』は現実世界ではなくゲームの世界(いわゆる仮想世界)を舞台にしているため。〕。 「原作漫画の出版社と原作者が異なる作品のコラボレーションによるアニメは史上初」と、公式サイトなどでは謳われている。 本作は『霧のエリューシヴ』以来、『ルパン』のTV作品としては2作目のハイビジョン制作である〔ただし『霧のエリューシヴ』も実際は4:3サイズのサイドパネル付での放送だったため、毎年恒例のTVスペシャルとしては未だに純粋なハイビジョン制作が行われていなかった。〕。 本作の宣伝で使われたイメージカットは、自動販売機を挟んでルパンとコナンが互いに視線を合わせるというものだった。また、自動販売機に展示された缶には本作の登場キャラクターたちのほか、本作に登場しなかった阿笠博士も描かれている。 『ルパン』側のアイキャッチは第2期のものと同じ音楽が使われたが、アニメ部分は本作用に新規で描き下ろされた。ベンツの色が黄色のものと赤のものと、2つのバージョンがある〔本来第2期の本編やアイキャッチで登場していた車はアルファロメオであるが今作のアイキャッチではベンツに変更されている。〕。また、ルパンの服装も本作に合わせ、赤ジャケットに黄ネクタイのものに変更されている。 関東地区での『金曜特別ロードショー』枠の本放送時には19.5%、2度目の『金曜ロードショー』枠の放送時には15.2%という高視聴率を記録した。これを受け、ルパンとコナンの再対決を企画していた製作側は第2弾となる『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』を2013年12月に劇場公開すると決定した。日テレの開局60周年とytvの開局55周年を記念した特別企画で、ストーリーも完全オリジナルの新作となる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ルパン三世VS名探偵コナン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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