翻訳と辞書
Words near each other
・ ルベーグ可測
・ ルベーグ可積分
・ ルベーグ測度
・ ルベーグ測度の正則性定理
・ ルベーグ積分
・ ルベーグ空間
・ ルベーグ被覆次元
・ ルベーグ=スティルチェス積分
・ ルベーシュ
・ ルベーン・プラサ
ルペシッサのヨハネス
・ ルペストリス種
・ ルペニ
・ ルペニ・ザウザウニブカ
・ ルペリアン
・ ルペルカリア祭
・ ルペルカーリア祭
・ ルペルト・チャピ
・ ルペン
・ ルペンショック


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

ルペシッサのヨハネス : ウィキペディア日本語版
ルペシッサのヨハネス
ルペシッサのヨハネス: Johannes de Rupescissa)は、14世紀フランス王国神学者予言者、そしてキミスト〔Leah DeVun, ''Prophecy, Alchemy and the End of Time: John of Rupescissa in the Late Middle Ages'' (New York: Columbia University Press, 2010)〕。
== ヨハネスとキミア ==
ルペシッサのヨハネスの『クィンタ・エッセンチアについて』 ''De consideratione quintae essentiae'' は、14世紀の前半に執筆されたが、クィンタ・エッセンチアあるいは第五精髄の考えを前面におし出した最初のキミアの書である。金属変成にはほとんど関心を払っていないところから、造金を目的とする狭い意味でのキミアの書と受けとるのは不適当かもしれないが、あきらかに医学的キミアの伝統のなかに位置していたのである。
本書を本体とし前書きと後書きとなる部分をつけ加えて、ライムンドゥス・ルルスの名を冠した『自然の秘密について、あるいは第五精髄について』 ''De secretis naturae sive de quinta essentia'' という書物が、その後すぐに成立する。ルルスに帰される一連のキミアの偽書群は、これに大きく依拠して書かれたので、クィンタ・エッセンチアの概念はルルスのキミアの大きな特徴となっていった。こうして、この概念は知名度の低いヨハネスよりは、かの有名なルルスの名のもとに流布されることになった〔ヒライ「エリクシルから第五精髄、そしてアルカナへ: 蒸留術とルネサンス錬金術」(キンドル版、2014年)〕。
ルネサンス期なるとヨハネスの書はフランス語訳され、1549年にリヨンで『すべての事物のクィンタ・エッセンチアの特性と効用』と題して出版され、さらに広く流布することになった〔Jean de Rupescissa, ''La vertu et propriété de la quinte essence de toutes choses'' (Lyon, 1549).〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ルペシッサのヨハネス」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.