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ルポ級フリゲート : ミニ英和和英辞書
ルポ級フリゲート[るぽきゅうふりげーと]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [きゅう]
  1. (n,n-suf) class, grade, rank 2. school class, grade 
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ルポ級フリゲート : ウィキペディア日本語版
ルポ級フリゲート[るぽきゅうふりげーと]

ルポ級フリゲート()は、イタリアのリウニーティ造船(CNR)社が建造したフリゲートの艦級。
対艦兵器が充実しており、まず本国イタリア海軍が4隻を発注したほか、これに準じた改型については、ペルー海軍が4隻、ベネズエラ海軍が6隻、イラク海軍が4隻を発注し、合計で18隻が建造された。
ただしイラクが発注した4隻は、湾岸危機を受けた国際連合安全保障理事会決議661の採択によって引渡せなくなったことから、これらは後にイタリア海軍に引き取られてアルティリエーレ級(Classe Artigliere)として就役したが、これらの4隻については艦名が兵科名であることからソルダティ級Classe Soldati)とも呼ばれるほか、日本語文献では改ルポ級とも呼称される〔『世界の艦船「特集 イタリア海軍」』1994年11月号、海人社。など〕。
== 設計 ==
設計はおおむね前任のアルピーノ級を発展させたものとなっており、船型も中央船楼型を踏襲した。船楼上の艦橋構造物は3層で、また艦橋の上にも1層の甲板室が設けられている。その前端にはNA-10射撃指揮装置の管制室があったが、2番艦ではレドームによって代替されていた。一方、船楼の後方には煙突が設けられ、その直後に連続した後部上部構造物にはハンガーなどが設けられている。当初、マストは1本だけだったが、1978年から1979年にかけて煙突の直前に後檣が新設されて、RAN-10S対空捜索レーダーはこちらに装備された。
主機関にはCODOG方式を採用しており、巡航機としてはフィンカンティエリ系列のグランディ・モトーリ・トリエステ(GMT; 現バルチラ・イタリア)社によるBL-230-20-DVMあるいはA230-20Mディーゼルエンジンを、高速機としてはゼネラル・エレクトリック LM2500フィアット社がライセンス生産したガスタービンエンジンが搭載された。推進器としては可変ピッチ式スクリュープロペラ(CPP)が両舷に計2軸配置されており、巡航機と高速機は各推進器に1基ずつ、減速機を介して接続されて、これを駆動する。この主機関により、ネームシップ海上公試で35.02ノットを発揮した。また80%の出力で32ノットを発揮可能とされている。一方、ディーゼルエンジンのみを使用した場合の速力は20.3ノットである。また電源としては、出力780kWのフィアット236SS型ディーゼル発電機が4基搭載されている。機関区画は、補機室、ガスタービン室、減速機室、ディーゼル発電機室の4室構成とされている〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ルポ級フリゲート」の詳細全文を読む




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