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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
『ルート・アイリッシュ』(''Route Irish'')は2010年のイギリス・フランス・イタリア・ベルギー・スペイン合作のドラマ映画。民間軍事会社に雇われてイラク戦争に参加した「コントラクター(民間兵)」を題材に軍事ビジネスの実態を描いた社会派作品である。2010年5月20日に第63回カンヌ国際映画祭にて初上映された。 タイトルの「ルート・アイリッシュ」とは、バグダッド空港と市内の米軍管轄区域「」を結ぶ約12キロの道路のことであり、テロ攻撃の第一目的とされる「世界一、危険な道路」として知られている〔。 == ストーリー == 2007年、リヴァプールの教会で、コントラクター(民間兵)としてイラク戦争で亡くなったフランキーの葬儀が行なわれる。フランキーの幼なじみの親友で兄弟同然に育ったファーガスは、フランキーをコントラクターとしてイラクに誘ったことに責任を感じる。フランキーの妻レイチェルは、かねてよりフランキーが常に自分よりもファーガスを第一に考えていた不満を爆発させ、ファーガスに怒りをぶつける。 葬儀の場でファーガスは知人女性マリソルから、フランキーが遺した携帯電話を受け取る。アラビア語の携帯電話の内容をイラク出身のミュージシャン・ハリムに翻訳してもらうと、そこには衝撃的な映像が収録されていた。フランキーが亡くなる2週間ほど前、フランキーと同じ部隊の兵士であるネルソンが自分たちの車の後について来たタクシーを銃撃し、乗っていた少年とタクシー運転手を殺害する様子が収められており、罪のない民間人を殺害したことに激怒したフランキーが、この映像を収録していた携帯電話を拾うところで映像は終わっていた。フランキーが死の間際にファーガス宛の留守電に残した「大事な話があるので電話が欲しい」とのメッセージと合わせ、フランキーの死に疑問を抱いたファーガスは、レイチェルとともに調査を始める。そんな中、フランキーを失った喪失感を共有するファーガスとレイチェルは徐々に惹かれ合って行く。 暴行事件を起こしたためにパスポートを失効し、国外に出られないファーガスはイラク駐在の知人トミーに調査を依頼する。トミーからの報告と現地でバーを経営する女性ペギーの証言により、凶暴で残忍なネルソンが自らの不正行為を隠蔽するためにフランキーをテロに遭ったように見せかけて殺害したのではないかとにらんだファーガスは、フランキーらの雇用主であるヘインズからネルソンがフランキーの死の前に殺し屋「マッド・マックス」と会っていたことを聞かされ、ネルソンの犯行を確信する。 そのころ、ネルソンが帰国する。ネルソンは早速、フランキーが拾った携帯電話の行方を探して、雇った男たちとともにレイチェルの部屋とファーガスの部屋を家捜しする。そしてファーガスの携帯電話に残された留守電から、目的の携帯電話を預かっているのがハリムだと知ると、ハリムの家を襲撃して携帯電話を奪い去った上、ハリムに大怪我を負わせる。この事態に怒りを爆発させたファーガスは、ネルソンを誘拐して拷問を加え、ネルソンがマッド・マックスを雇ってフランキーを殺させたことを強引に白状させると、そのまま殺してしまう。 ところが、帰国したばかりのかつての部下ジェイミーから、フランキーが亡くなった時、ネルソンがアフガニスタンに派遣されていたこと、そしてマッド・マックスが既に殺されていたことを知らされたファーガスは衝撃を受ける。全ては会社の売却を控えて不祥事を隠したいヘインズとフランキーらの上司だったウォーカーの企みであり、自ら手を下すのではなく、最も危険な「ルート・アイリッシュ」での仕事を増やすことでフランキーがテロに遭うように仕向け、しかも、車を攻撃に弱い車種にすり変えていたのだ。真実にようやく気付いたファーガスはヘインズとウォーカーを爆殺するが、たまたまそこに居合わせた無関係の女性まで殺してしまう。 戦場での過酷な体験から抱えることになった自らの狂気に絶望したファーガスは子供の頃からフランキーとよく乗ったマージー川を行き来するフェリーに乗り、そこからレイチェルに電話する。ネルソンに殺された少年の遺族を見守ってやって欲しい、自分が面倒をみていたクレイグを助けてやって欲しいと頼み、レイチェルへの想いを伝えたファーガスは川に身を投げる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ルート・アイリッシュ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Route Irish (film) 」があります。 スポンサード リンク
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