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ルートヴィヒ・フリードリヒ・レオポルト・フォン・ゲルラッハ : ミニ英和和英辞書
ルートヴィヒ・フリードリヒ・レオポルト・フォン・ゲルラッハ[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ルートヴィヒ・フリードリヒ・レオポルト・フォン・ゲルラッハ : ウィキペディア日本語版
ルートヴィヒ・フリードリヒ・レオポルト・フォン・ゲルラッハ[ちょうおん]

ルートヴィヒ・フリードリヒ・レオポルト・フォン・ゲルラッハ(Ludwig Friedrich Leopold von Gerlach, 1790年9月17日 - 1861年1月10日)は、プロイセン王国の政治家、将軍。「魔臣」の異名を持つ。プロイセン王フリードリヒ・ヴィルヘルム4世と互いに強い友情を持ち、プロイセンにおいて強い影響力を持った人物である。また、「鉄血宰相」として名高いオットー・フォン・ビスマルクを見出し、彼を政治家として育て上げた。このため、ゲルラッハはビスマルクが生涯で唯一、師と仰いだ人物でもある。
== 略歴 ==
1790年9月17日にベルリンで出生。兄のヴィルヘルムが早世したために、レオポルトは兄弟の中で政治的影響力を与える存在となる。ヨアヒムスタールギムナジウムに通った後、1803年から軍事アカデミーに移り、ジャン・ピエール・アンシヨンに学ぶ。士官候補生としていくつかの戦いに参加した後(例えばナポレオン戦争中の1806年10月14日、イエナ・アウエルシュタットの戦いにおいてプロイセン軍はナポレオン・ボナパルト率いるフランス軍に大敗する。ゲルラッハは敗走中に本隊とはぐれるも、殿をつとめたゲプハルト・レベレヒト・フォン・ブリュッヘル将軍率いる部隊と合流に成功して難を逃れた)、ゲッティンゲン大学ハイデルベルク大学ベルリン大学で学ぶ。その中で、ザヴィニーの歴史法学に強い影響を受ける。
1812年にはポツダムの政府実務研修生となり、アレクサンダー・フォン・デア・マルヴィッツと親密な交誼を結び、1813年にブリュッヘルの参謀の一人として少尉に昇進する。その後、1815年2月18日のワーテルローの戦いにおける戦功により一級鉄十字章を受け、大尉に昇進し参謀本部に入った。以後、ゲルラッハは王室警護を任される大佐になる。彼はそのかたわら、アヒム・フォン・アルニムのキリスト教的ドイツ談話会と、続いて封建的なカール・ルートヴィヒ・フォン・ハラーの国家の哲学のために運動に参加し、フリードリヒ・ヴィルヘルム4世の馴染みになった。1844年にゲルラッハは少将に昇進、1848年になるとベルリン郊外のシュパンダウ(現在はベルリン市内)を守る第1近衛旅団長となる。1850年になると中将になり、そのうえ公式に高級副官に任命された。1859年になると歩兵大将となり、宮廷の侍従武官長となる。
1845年、ゲルラッハはビスマルクをタデン集会において見出し、政治家へと転身させる。1848年のドイツ三月革命以後、ゲルラッハはビスマルクや実弟ルートヴィヒなどをメンバーとした密房舎(カマーリア)を設立するなど、政治家としての活動が活発になる。しかしその主な目的は、王権の回復とプロイセンの維持であり、弟子にあたるビスマルクの小ドイツ主義でのドイツ統一とは大きく異なる。ゲルラッハ自身の思考では、小ドイツ主義での統一を考えていたものの、当時のウィーン体制下においてはそれは不可能であった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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