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ルーン石碑(ルーンせきひ、、)はルーン文字で銘が刻まれた石碑。中世初期以降に見られ、700年から1100年ごろのヴァイキング時代(:en:Viking Age)に最も多く作られた。スカルド詩による口述の伝統を選んだため、西ヨーロッパに比べると、スカンディナヴィアは中世初期の歴史について記述による証拠に乏しい。最初の法典や歴史が編集されたのは12世紀になってからであった。現存する初期の時代のものと特定されたテキストは、硬貨に記されたものが2、3と、木片や金属製の槍の穂先に刻まれたルーン文字の間にいくつか見いだせるだけで、大半は石に刻まれた状態で発見されている〔Sawyer, Birgit. ''The Viking-Age Rune-Stones''. Oxford: Oxford University Press, 2000. Page 1〕。 ==解説== スカンディナヴィアでは、およそ6千のルーン石碑が見つかっている。そのうち3千はスウェーデンで発見され、刻まれたルーン文字から10世紀、11世紀につくられたものと分かっている。それらの中には吹きさらしのフィヨルドの岩の表面に見られるものや、公園や校庭に置かれているものもある。ルーン石碑のおよそ10パーセントは海外へ行って死んだ人物を知らせるものである。これらの記述はラテン語で書かれた『聖ベルタンの年代記』(en)や『クレモナのリウトプラント』(en)と同時代のものであり、その中にはビザンティウムを訪問したスカンディナヴィア住民ルーシ族の記録など、価値ある情報を含んでいる〔Sawyer, Peter. ''The Oxford Illustrated History of the Vikings''. Oxford: Oxford University Press, 1997. pg. 139〕。 石碑に刻まれた銘は、出来事や個人の特定など歴史的な動かぬ証拠とはならないが、その代わりに言葉や詩の発達、血族関係や命名の習慣、移住、土着の北欧神話の叙述、地名、情報伝達、ヴァイキングはもちろん交易遠征ついても、そして少なからず、キリスト教の伝播などを読み取ることができる〔Sawyer, Birgit. ''The Viking-Age Rune-Stones''. Oxford: Oxford University Press, 2000.Page 3〕。スカンディナヴィアの歴史学者にとってルーン石碑は古代スカンディナヴィア社会についての主要な情報元となるが、個々の石碑の研究で得られることはあまり多くない。石碑がもたらす多様な情報から、石碑の建立の傾向と理由が地域それぞれで異なっているらしいということがわかっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ルーン石碑」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Runestone 」があります。 スポンサード リンク
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