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ルー・フィン・チャウ : ミニ英和和英辞書
ルー・フィン・チャウ[ふぃん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
フィン : [ふぃん]
 【名詞】 1. fin 2. (n) fin

ルー・フィン・チャウ : ウィキペディア日本語版
ルー・フィン・チャウ[ふぃん]

ルー・フィン・チャウ(るう ふぃん ちゃう、1966年3月23日 - )は中国系ベトナム人の難民として日本に来た元アイドル歌手。本名は劉涼珠。ベトナム、サイゴン市(現ホーチミン市)出身。
== 経歴 ==
父はサイゴンでは有名なクラブ『マキシム』のショーを演出しており、母親はその舞踏団のメンバーで女優であった。子供の頃からその稽古などを見て育ち、父の制作した映画に子役として出演したこともあった。9歳の頃に、母だけが舞踏団の日本公演のため、先に日本に行ったところ、サイゴンが北ベトナムに陥落して帰国不可能になり、それから4年以上の長きにわたり断絶を余儀なくされた。その後ベトナムでは中国系ベトナム人への弾圧が始まり、13歳で父、弟と共にボートピープルとして国を脱出、途中タイの海賊に2度も襲われ、金品などを奪われるという経験もする。マレーシアクアランプールの難民キャンプに落ち着き、日本の調査団が来て日本の受け入れを希望する。1979年8月、難民第一号ということで報道関係者が多数つめかける中、成田空港1975年4月以来、4年4カ月ぶりに母と再会する〔難民少女チャウの出発(たびだち) 三宅直子著 1983年 近代映画社〕。
日本語ができないため、2学年下の座間市立相模が丘小学校の5年に入学。日本語習得のため一時期、神奈川県大和市に開設された大和定住促進センターへ入所する。他に日本の少女漫画を読んだり、演劇部に入ったりして語学力に磨きをかけた〔明星 1983年6月号 P139〕。
テレビで山口百恵主演の映画、『絶唱』を観て山口百恵のような歌手になることを決意する〔近代映画 1983年3月号 P134~135〕。
1981年5月、定住難民へのチャリティーショーがあり、アグネス・チャンがきて広東語で会話をする。12月、『スター誕生!』(日本テレビ)へ応募の手紙を出し、翌年3月3日、後楽園ホールでベトナムの民族衣装の深紅のアオザイを着て山口百恵の『いい日旅立ち』を歌って予選通過、テレビの収録も行われる。決戦大会までの3ヵ月間、日本テレビ音楽学院で歌のレッスンを受ける。7月14日、第42回決戦大会で第73代グランドチャンピオンとなり、ポリスターからデビューすることが決まる〔。
1982年12月24日に谷村新司作詞、作曲の『スター誕生』という曲で16歳でデビュー、マスコミでは「ベトナム難民からスターが誕生!」と話題ともなりオリコン最高72位と1.7万枚というヒットとなる。低く太いハスキーな声での歌い方が特徴。「いつか百恵さんのような歌手になりたい。」と誓ったことを、谷村新司がストーリー性のある歌詞にしメロディーをつけ、全面プロデュースもするという完全なバックアップ体制を採って支援。谷村は自分のラジオ番組でも頻繁にこの歌を流して、彼女を褒め称えた。テレビではドキュメンタリー番組も放映され、手記(『難民少女チャウの出発(たびだち)』三宅直子著 1983年 近代映画社
なども出版される〔ベトナム難民希望の星?「スター誕生」 ルー・フィン・チャウ 〕。
1983年1月17日、夜のヒットスタジオに出演、『スター誕生』を歌う〔夜のヒットスタジオ出演歌手一覧〕。2月12日には日本青年館で初コンサートを行う〔。しかし12月に引退。その後、ロサンゼルスに在住。結婚して、ベトナム人が多く居住するリトルサイゴンに住んで、ベトナム人の集まるクラブで時々歌っているという〔異文化を受容する優しいまなざし『読まずに死ねるかこの1冊』第7回 〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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