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レイン・ドッグ(Rain Dogs)とは、トム・ウェイツが1985年に発表したアルバム。母国アメリカではヒットしなかったが、トムの代表作の一つとされ、ローリング・ストーン誌が2003年に選出したオールタイム・グレイテスト・アルバム500で397位(後の改訂では399位〔500 Greatest Albums of All Time: Rain Dogs - Tom Waits | Rolling Stone Music | Lists 〕)。ピッチフォーク・メディアが選出した80年代トップアルバム100枚で、第8位〔Top 100 Albums of the 1980s | Pitchfork Media | Lists 〕。 == 解説 == ギターを重視した音作りを行い、キース・リチャーズ(ローリング・ストーンズ)、マーク・リボー(後にジョン・ゾーンと共に活動)、G.E.スミス(ホール&オーツのサポート・メンバー)、クリス・スペディング(ジャック・ブルースやブライアン・フェリー等と共演)、ロバート・クワイン(元リチャード・ヘル&ヴォイドイス)といった著名なギタリストを起用した。その他、後にボブ・ディランのサポート・ベーシストとなるトニー・ガルニエ、キング・クリムゾンのトニー・レヴィン、ホール&オーツのサポート・ドラマーのミッキー・カリー等が参加。 キース・リチャーズとの出会いに関しては、トム自身が「親戚同士だった」「ランジェリー・ショップで出会った」等のホラ話を語っているが、真相は、トムがキースのファンであったことから、スタッフがキースに連絡を取ったとのこと〔『トム・ウェイツ 素面の、酔いどれ天使』(パトリック・ハンフリーズ:著、金原瑞人:訳、東邦出版、ISBN 978-4-8094-0705-5)p.294-296〕。両者の交流はその後も続き、トムはローリング・ストーンズ『ダーティ・ワーク』(1986年)のレコーディングに参加し、キースもトムのアルバム『ボーン・マシーン』(1992年)に再びゲスト参加。 「ダウンタウン・トレイン」はミュージック・ビデオが制作され、元プロボクサーのジェイク・ラモッタが出演。「ジョッキー・フル・オブ・バーボン」「タンゴ」は、トムの初主演映画『ダウン・バイ・ロー』(監督:ジム・ジャームッシュ)のサウンドトラックに提供された。 R.E.M.のマイケル・スタイプは、1985年に特に愛聴したアルバムの一つとして、本作を挙げている〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「レイン・ドッグ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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