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レオナード・ウォーレン : ミニ英和和英辞書
レオナード・ウォーレン[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

レオナード・ウォーレン ( リダイレクト:レナード・ウォーレン ) : ウィキペディア日本語版
レナード・ウォーレン[ちょうおん]

レナード・ウォーレン(Leonard Warren, 本名:Leonard Warrenoff, 1911年4月21日 - 1960年3月4日)は、アメリカバリトン歌手。ヴェルディ作曲のオペラでの傑出した歌唱で名高い。ニューヨークメトロポリタン歌劇場で活躍し、その舞台上で急死したことでも有名。
== 概説 ==
毛皮商を営むユダヤ系ロシア移民の長男としてニューヨークに生まれる。高校卒業後、はじめ家業に入るが、1935年、同市のラジオ・シティ・ミュージック・ホールの男声合唱団のオーディションに合格し、プロ歌手としての第一歩をしるす。1938年にはメトロポリタン歌劇場(メト)のオペラ放送用オーディションにも合格し、正式の音楽教育を受けていなかったにもかかわらず彼はメトとの契約に成功する。同年夏には、メトはウォーレンを給費研究生としてイタリアに派遣、ジュゼッペ・デ・ルーカなどに師事してオペラ歌手としてのトレーニングを積む。帰国後はコンサート形式での「椿姫」や「道化師」演奏に参加などした後、正式なメト初舞台は1939年1月のヴェルディ作曲「シモン・ボッカネグラ」のパオロ役。欧州情勢緊迫化によるヨーロッパ出身歌手の不足に悩んでいたメトが、このようにしてアメリカ人若手歌手に勉学と出演の機会を積極的に与える時代だったことは、ウォーレンにとって幸運だった。
第二次世界大戦後は活躍の場を広げ、米国内ではサンフランシスコシカゴなど、あるいはメキシコシティブエノスアイレスなどの中南米都市の歌劇場にも頻繁に出演し、またイタリア・オペラの本家本元を自負するミラノのスカラ座にもヴェルディ「リゴレット」および「オテロ」(イヤーゴ役)で出演するなど、ヨーロッパでも認められるバリトンに成長した。1958年には彼の父祖の地ともいえるソ連モスクワでのリサイタルも行い、大成功している。また、LP盤レコードの普及に伴うオペラ全曲盤録音ブームにも乗り、多くの名録音を残している。しかしウォーレンにとっての本拠は常にメトロポリタン歌劇場であり、1950年代におけるメトのシーズン初日公演の常連であった。
1960年3月4日、ヴェルディ作曲「運命の力」のドン・カルロ役を演じていたウォーレンは、第3幕のアリアに続くカバレッタ''"Egli è salvo!"''をまさに歌おうとする直前、舞台上で倒れる。ほぼ即死であったという。まだ48歳の歌い盛りであった。
その得意としたイタリア・オペラにあっても彼の発音にはややアメリカ訛りが感じられる、という評もあり、ティート・ゴッビのような声と演技の総合的性格付けの点では一歩劣るかも知れない。しかし、その豊かな声量、「溶けるような」と評される美しい声色、巧みなブレス・コントロール、バリトンには類まれな高音部の輝き(彼は「トロヴァトーレ」マンリーコ役(テノール)の有名な難アリア「見よ、恐ろしい火を」のハイCを歌い上げ、同僚のテノール歌手の度肝を抜いたという逸話がある)によって、1950年代を代表するヴェルディ・バリトンであることは間違いないだろう。
舞台外では強情な性格でも有名で、リハーサル中は常に演出家、照明・衣装担当者、指揮者、共演歌手、と各方面にわたって激論を交わし、関係者を悩ませたともいう。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「レナード・ウォーレン」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Leonard Warren 」があります。




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