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レクイエム(、レクィエムとも表記される)は、ラテン語で「安息を」という意味の語であり、以下の意味で使われる。 # 死者の安息を神に願うカトリック教会のミサ。死者のためのミサ()。聖公会においても行われる。 # 上記のミサで用いる聖歌。完全ミサ曲のひとつ。またそれに想を得て作られた楽曲。「死者ミサ曲」、「死者のためのミサ曲」などと訳される。「鎮魂歌」(ちんこんか)、「鎮魂曲」(ちんこんきょく)と訳されることもあるが、レクイエム自体には「鎮魂」の意味はない。 # 宗教的な意味を離れて、単に「葬送曲」「死を悼む」という意味でレクイエムという語が使われる。このカテゴリーに声楽を伴わず、ピアノ独奏とトランペット独奏を伴う室内オーケストラのために書かれたハンス・ヴェルナー・ヘンツェの作品、オルガン独奏のための「ウェービング」に始まり、様々な楽器編成のための作品がほぼピッチ・インターヴァル技法で作曲されている松平頼暁の作品、「若き詩人のためのレクイエム」と題して電子音を含めた様々な楽器編成で構成されるベルント・アロイス・ツィンマーマンの作品などがある。またレクイエム本来の典礼文と他の詩作品を組み合わせたものに作曲した例として、ベンジャミン・ブリテンの作品などがある。 # 正教会におけるパニヒダのことを、永眠者のための祈りであることの類似性から「レクイエム」と呼称することがあるが、西欧と日本以外ではこうした用例は一般的ではない。 == レクイエム作曲家の一覧 == 古今、多くの音楽家がレクイエムを作曲している。中でも、モーツァルト、ヴェルディ、フォーレのそれは3大レクイエムと呼ばれる。それぞれレクイエム (モーツァルト) 、レクイエム (ヴェルディ) 、レクイエム (フォーレ) を参照。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「レクイエム」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Requiem 」があります。 スポンサード リンク
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