|
LS(エルエス)は、トヨタ自動車が展開する高級車ブランド「レクサス」のフラグシップモデルとして販売されている大型セダン(Fセグメント)である。 2015年現在で販売されているのは4代目モデルであるが、初代から3代目モデルまで、日本国内に限ってはトヨタブランド(トヨタ店・トヨペット店)にてトヨタ・セルシオとして販売されていた。 現在販売されているモデルについては、ハイブリッドカーも存在する。(→ ''LSハイブリッド'') == 概要 == 1989年、トヨタがアメリカ合衆国を主要マーケットとして新たに立ち上げた高級車ブランド「LEXUS(レクサス)」の最上級車として、「ES」(日本名:トヨタ「カムリプロミネント」→「ウィンダム」)とともに初代モデルが発売された。 従前、北米の高級車市場はキャデラックやリンカーンといった米国メーカーや、メルセデス・ベンツやBMWといった西ドイツメーカーの独壇場であり、あくまで大衆車の域を出なかった日本車メーカーが割って入る余地はないと思われていた。しかし、トヨタは1980年代初頭から徹底したマーケティングを行った結果、日本特有の「もてなしの心」、具体的には圧倒的な静粛性や快適性、高品質を追求することで新規参入余地はあると判断。初代LSの開発がスタートした。 1989年に発売されたLSはトヨタの目論見通り北米マーケットで引く手数多の人気となり、レクサスブランドの礎を築くきっかけとなった。特に卓越した静粛性や、搭載されるV型8気筒エンジン(1UZ-FE型)の完成度の高さなどは他メーカーに大きな衝撃を与え、同クラスの高級セダンの車作りの概念をも変えてしまったと評価されるほどだった。同時期に日産自動車が同様に北米市場にて高級車ブランド「インフィニティ」を立ち上げるも、メルセデス・ベンツやBMWの後追い感が否めず、半ば失速状態での運営スタートとなったのとは対照的であった。また、レクサスの成功により、後にフォルクスワーゲンなどの大衆車メーカーが高級車市場へ参入するきっかけともなった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「レクサス・LS」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|