翻訳と辞書
Words near each other
・ レスター・カーニー
・ レスター・クールダラス
・ レスター・グリンスプーン
・ レスター・シティ
・ レスター・シティFC
・ レスター・スクウェア
・ レスター・スクウェア駅
・ レスター・スクエア
・ レスター・タイガース
・ レスター・デル・リー
レスター・デル・レイ
・ レスター・デント
・ レスター・バード
・ レスター・ピアソン
・ レスター・ピゴット
・ レスター・フォーチュン
・ レスター・ブラウン
・ レスター・ヘイズ
・ レスター・ボウイ
・ レスター・ボールズ・ピアソン


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

レスター・デル・レイ : ミニ英和和英辞書
レスター・デル・レイ[ちょうおん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

レスター・デル・レイ ( リダイレクト:レスター・デル・リー ) : ウィキペディア日本語版
レスター・デル・リー[ちょうおん]

レスター・デル・リー(Lester del Rey, 1915年-1993年)はアメリカSF作家、編集者。デル・リイ、デル・レイなどとも表記される。ミネソタ州生まれ。妻はSF編集者のジュディ・リン・デル・リー。SF編集者としては、(1960年代当時)先鋭的であったジュディス・メリルと比較すれば勿論のこと、ドナルド・ウォルハイムらと比べても保守的であった。妻と共にデル・レイ・ブックスを設立。
作家としては、原子力を扱った長編『神経線維』Nerves、ロボットものの短編「愛しのヘレン」Helen o'loyが代表作とされる。『神経線維』の元となった短編(同題)は1942年にアスタウンディング誌に掲載され、読者の人気投票で100%の票を得るという大絶賛を浴びた。「愛しのヘレン」はロボットものの古典に数えられている。ノンフィクションの著作もある。ジュブナイルSFを得意とした。
== 経歴 ==
デル・リーがパルプ・マガジンで小説を発表し始めたのは1930年代末のことで、「SF黄金時代」の始まりとほぼ同じころである。彼は当時のSF界をリードしていたアスタウンディング誌とその編集長ジョン・W・キャンベルと深い関係があった。1950年代には少年向けのSF小説において、ロバート・A・ハインラインアンドレ・ノートンと並び称される地位を築いていた。このころ、彼はエリック・ヴァン・リンというペンネームも使っている。
売れないころデル・リーはニューヨークのレストラン (White Tower) でコックとして働いていた。1945年に2番目の妻ヘレンと結婚すると、この仕事を辞めて専業作家になった。1947年のワールドコンでスコット・メレディスと出会い、スコット・メレディスの文芸エージェントの会社でマネージャとして働くと同時に、作家が送ってくる原稿を読む役目を担うようになった。
その後彼はいくつかのパルプ・マガジンの編集者として働き、単行本出版社でも働いた。1952年から1953年に彼が編集したパルプ・マガジンとしては、''Space SF''、''Fantasy Fiction''、''Science Fiction Adventures''(Philip St. John 名義)、''Rocket Stories''(Wade Kaempfert 名義)、''Fantasy Fiction''(Cameron Hall 名義)がある。編集者として最も成功したのは最後の妻ジュディ・リンと共にバランタイン・ブックスで働いていたときで、そこでSF専門のインプリントであるデル・レイ・ブックスを1977年に立ち上げた。
1957年、デーモン・ナイトと共にアマチュア雑誌 ''Science Fiction Forum'' を共同編集した。この雑誌内のシンボリズムについての論争の結果、ジェイムズ・ブリッシュの短編「コモン・タイム」(1人の男がハムサンドイッチを食べる話)の分析を書くというナイトの挑戦をデル・リーが受け入れた。
SFが文学のジャンルとして成長し学校でも教えられるようになると、デル・リーはその流れと戦った。彼は、このジャンルに興味を持っている学者らは「私のゲットーから出て行く」べきだと述べた。デル・リーはまた、「SFを発展させるにはその批評をいわゆる主流文学の観点ですべきではないし、主流文学の価値観で良し悪しを判断すべきではない。主流文学の価値観にはめられたら、これまでSFが行ってきた選択の自由は消え去るだろう。それらは一般的には良くない選択だが、SFの発展には必要である」と述べている。
デル・リーはニューヨークに実在した Trap Door Spiders という文士の集まりの一員で、それがアイザック・アシモフの作った架空の黒後家蜘蛛の会の元になった。アシモフの小説では、イマニュエル・ルービンがデル・リーをモデルとしたキャラクターである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「レスター・デル・リー」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Lester del Rey 」があります。




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.