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レスリー・ウェスト(Leslie West、1945年10月22日〔 - )は、アメリカ合衆国のギタリスト、ボーカリスト。1969年にソロ・デビューを果たし、同年にマウンテンを結成した。 == 来歴 == ニューヨークのフォレスト・ヒルズで生まれた〔。少年時代にテレビでエルヴィス・プレスリーを見て音楽に目覚め、最初に弾いた楽器はウクレレだった。 1960年代中期よりヴァグランツというバンドで活動し、フェリックス・パパラルディの推薦によってアトコ・レコードとの契約を得て、1967年にはオーティス・レディングのカヴァー「リスペクト」が東海岸でローカル・ヒットとなった。1969年、ウェストはソロに転向してパパラルディのプロデュースによるデビュー・アルバム『マウンテン』を制作し、同作はBillboard 200で72位を記録した〔Leslie West | Awards | AllMusic 〕。同年にはパパラルディと共にマウンテンを結成し、1970年にはバンドとしてのデビュー・アルバム『勝利への登攀』からシングル・カットされた「ミシシッピー・クイーン」が全米21位のヒットとなった。 マウンテンの活動と並行して、1971年にはザ・フーのアルバム『フーズ・ネクスト』のレコーディング・セッションに招かれ、最終的にはアウトテイクとなった「ベイビー・ドント・ユー・ドゥ・イット」に参加したのに加えて、「無法の世界」や「ビハインド・ブルー・アイズ」といった曲のデモ録音にも協力した。なお、ウェストの参加した「ベイビー・ドント・ユー・ドゥ・イット」は、2003年に発売された『フーズ・ネクスト』のデラックス・エディション盤にボーナス・トラックとして収録されている〔The Who - Who's Next (CD, Album) at Discogs - 2003年デラックス・エディション盤の情報〕。 マウンテンが1972年に一度解散すると、ウェストはコーキー・レイング(マウンテンのドラマー)、ジャック・ブルース(元クリーム)と共にウェスト、ブルース&レイングを結成して〔、第1弾アルバム『ホワイ・ドンチャ』はBillboard 200で26位を記録するが、次作『ホワットエヴァー・ターンズ・ユー・オン』は87位に終わった〔West, Bruce & Laing | Awards | AllMusic 〕。1973年にはマウンテンを再結成し、ライヴ・アルバムとスタジオ・アルバムを1作ずつリリースした後に再解散した〔。 1975年にファントム・レコードから発売されたソロ・アルバム『華麗なるファツビー』には、ミック・ジャガーやキース・リチャーズらと共作した「ハイ・ローラー」が収録され、ジャガーはレコーディングにもギターでゲスト参加した〔Leslie West - The Great Fatsby (Vinyl, LP, Album) at Discogs 〕。また、エド・キング脱退後のレーナード・スキナードに加入する話も持ち上がるが、実現しなかった。 1978年にはカリフォルニア州に移住し、スティーヴ・マリオットと共にザ・ファームという新バンドを結成しようとするが、最終的にはニューヨークに戻ってギター教室を開く。その後コーキー・レイングと共にマウンテンの再結成を計画し、1985年にはマーク・クラークを迎えた編成でアルバム『風林火山』(原題:Go for Your Life)のリリースに至った〔。しかし、この再結成は短期間で終わり、ウェストは1988年のソロ・アルバム『Theme』で再びジャック・ブルースと共演した〔。 その後はソロ活動を主体としつつ、レイングと共にマウンテンも断続的に再結成している。他アーティストの作品にセッション・ミュージシャンとして参加することもあり、ビリー・ジョエルのアルバム『リヴァー・オブ・ドリームス』(1993年)では3曲でギターを弾いた〔Billy Joel - River Of Dreams (CD, Album) at Discogs 〕。また、ジョー・リン・ターナーのカヴァー・アルバム『アンダー・カヴァー2』(1999年)及びオジー・オズボーンのカヴァー・アルバム『アンダー・カヴァー』(2005年)では、マウンテン時代の曲「ミシシッピー・クイーン」のレコーディングに本人参加した〔Joe Lynn Turner - Under Cover 2 (CD, Album) at Discogs 〕〔Ozzy Osbourne - Under Cover (CD, Album) at Discogs 〕。 2011年、糖尿病の合併症により右足が悪くなり、6月に切断手術を受けるが、同年 にはスラッシュ、、ザック・ワイルド、スティーヴ・ルカサー等をゲストに迎えたソロ・アルバム『Unusual Suspects』を発表した。2012年1月にはライヴ活動も再開させている。ジョニー・ウィンターの遺作となったアルバム『ステップ・バック〜ルーツ2』(2014年)では、「のっぽのサリー」にフィーチャリング・ゲストとして参加した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「レスリー・ウェスト」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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