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レニングラード写本(レニングラードしゃほん)は、ティベリアのマソラ本文によれば、出版された完全体のヘブライ語聖書の最古の写本のひとつである。マソラ本文の出版記録によると作成は1008年となっている。レニングラード写本の作成年が修正されるまで、アレッポ写本のほうが最古の完全体の写本で数十年古いとされてきたが、1947年以来アレッポ写本の一部が紛失し、レニングラード写本が、今日まで無傷で現存している、ティベリアのマソラ学者による最古の完全体の写本となった。 近年、レニングラード写本は、最も重要なこととして、ビブリア・ヘブライカ(1937年)およびビブリア・ヘブライカ・シュトゥットガルテンシア(1977年)のヘブライ語本文として複製された。また、この写本はアレッポ写本の紛失した部分を埋める第一資料として学者たちに用いられてもいる。 == 内容 == レニングラード写本中に発見された聖書本文には、ティベリア母音符やアクセント記号が付ついたヘブライ文字が載せられている。加えて、その欄外にはマソラ注釈が掲載されている。さらに、本文上および言語学上の詳細な点を扱った技術的な補遺がいくつも載せられており、その多くが幾何学模様で描かれている。レニングラード写本は羊皮紙に書かれており、皮革で結び付けられた。 レニングラード写本の聖書各書の配列はティベリア系本文の不文律に沿っている。その不文律は、後代のイベリア系聖書写本の不文律とも一致する。聖書各書の配列は、ほとんどのヘブライ語聖書と比較して、ケトゥービムの書(聖文書)が顕著に異なっている。レニングラード写本では、ケトゥービムの配列が、歴代誌、詩篇、ヨブ記、箴言、ルツ記、雅歌、伝道の書、エステル記、ダニエル書、エズラ‐ネヘミヤ書となっている。 レニングラード写本は、一千年もの間、異例の手付かず状態のため、中世ユダヤ芸術の一例をも提供してくれる。そのうちの16枚には本文の数節を解明する装飾的な幾何学模様が描かれている。署名頁にはその両隅に書士の名と共に星が描かれており、中央には祝禱文が書かれている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「レニングラード写本」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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