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レニー・クオ（Renny Quow、1987年8月25日 ‐ ）は、トリニダード・トバゴの男子陸上競技選手。専門は400mで、自己ベストの44秒53はトリニダード・トバゴ歴代5位。2009年ベルリン世界選手権の400m銅メダリスト、2015年北京世界選手権の4×400mリレー銀メダリストである。また、世界選手権の400mにおけるトリニダード・トバゴ勢初のメダリストであり、世界選手権の4×400mリレーにおける男子最年少ファイナリスト（17歳354日）でもある。 == 経歴 == 2005年8月、若干17歳でヘルシンキ世界選手権の4×400mリレーに出場すると、3走を務めてトリニダード・トバゴ勢初となる世界選手権4×400mリレーの決勝進出に貢献した。決勝は失格に終わったが、17歳354日で決勝の舞台に立ったクオは世界選手権4×400mリレーにおける男子最年少ファイナリストとなった。 2006年8月、世界ジュニア選手権に出場すると、400m決勝を45秒74の自己ベストで制し、全てのカテゴリーのオリンピックと世界選手権を通じてトリニダード・トバゴ勢初となる400mの金メダリストに輝いた〔対象の大会は、オリンピック、ユースオリンピック、世界選手権、世界室内選手権、世界ジュニア選手権、世界ユース選手権〕。 2008年8月、北京オリンピックの400mに出場すると、準決勝で44秒82の自己ベストをマークして決勝に進出した。1964年東京オリンピックのウェンデル・モトリー（2位）とEdwin Skinner（8位）、1980年モスクワオリンピックのMichael Solomon（6位）とJoseph Coombs（8位）、1988年ソウルオリンピックと1992年バルセロナオリンピックのIan Morris（7位と4位）以来16年ぶり、トリニダード・トバゴ勢6人目となるオリンピック400mのファイナリストとなったが、決勝ではタイムを落として45秒22の7位に終わった。 2009年8月、ベルリン世界選手権の400mに出場すると、準決勝で44秒53の自己ベストをマークし、ラショーン・メリット（44秒37）に次ぐ全体2位で決勝に進出した。1983年ヘルシンキ世界選手権のMichael Paul、1991年東京世界選手権のIan Morris以来18年ぶり、トリニダード・トバゴ勢3人目となる世界選手権400mのファイナリストになると、決勝ではラショーン・メリット（44秒06）、ジェレミー・ウォリナー（44秒60）に次ぐ45秒02の3位に入り、トリニダード・トバゴ勢初となる世界選手権400mのメダリストに輝いた。なお、世界選手権400m決勝において45秒台をマークした選手のメダル獲得は、1位から3位までが45秒台に終わった1983年ヘルシンキ世界選手権以来だった。 2015年8月、北京世界選手権に出場。400m予選で44秒54をマークし、自己ベストに0秒01差と迫る好タイムで準決勝に進出したが、準決勝はタイムを落として44秒98で敗退した。4×400mリレーでは1走を務めて2大会連続の決勝に進出すると、決勝では2分58秒20のトリニダード・トバゴ記録を樹立して2位に入り、トリニダード・トバゴ勢初となる世界選手権4×400mリレーのメダル獲得に貢献した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「レニー・クオ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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