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レネ : ウィキペディア日本語版
レネ

レネ(、レンネレーネとも)は、デンマークボーンホルム島にある町。人口は1万3730人(2013年1月1日)〔BEF44: Population 1st January, by urban areas database from Statistics Denmark〕。以前は町だけでひとつの基礎自治体をなしたが、いまはボーンホルム市の行政の中心である。
天然の良港とバルト海における戦略的位置のため、ニシン漁で発展するかたわら、たえずドイツとスウェーデンの影響にさらされてきた。丸石の石畳や外面真壁づくりの家々、数々の博物館は今日、デンマーク本土のみならずドイツ、スウェーデン、ポーランドから多くの観光客を惹きつけている。
== 歴史 ==
レネは1000年ごろ、自然港の周りの漁村として成立したと考えられている。1275年ごろ、現在のルネ教会の場所に、聖ニコラウスをまつる教会が建立された。コミュニティにはまもなく、住民のなかから町長を選び、議会と裁判所を設けられる市場町の地位が与えられた。しかし、14世紀に入ると、デンマーク王やルンド大司教、それに北ドイツの諸侯までがこの町をめぐって争うようになった。ドイツ沿岸とスウェーデン沖のゴットランド島の中間という戦略的位置から、ドイツ人も大いに関心を示した。教会は1360年に増築され、レネ教区が設置された。貿易で栄えていたため、15世紀初頭まで、北ドイツのリューベック人から頻繁に略奪や焼き討ちにあった〔"Rønne i Middelalderen" Retrieved 28 May 2010.〕。
1525年、デンマークが返済できない巨額の債務の担保として、ドイツ人はボーンホルム島を支配下に入れた。彼らは商人がレネで商売をはじめることも認めた。リューベック人は海産貿易の発展に貢献したが、地元住民から重税を取り立てた。これに住民は立ち上がり、リューベック人を島から追い出したが、ほかのドイツ人には残留を認めた。この結果、1576年にレネはデンマークに復帰した。しかし、このときまでにバルト海はその戦略的重要性をほとんど失っていた。漁業は衰退し、1619年と1655年の二度伝染病に襲われ、回復までに数十年を要した〔"Lübeckertiden 1525–1576." Retrieved 28 May 2010.〕。
デンマーク・スウェーデン戦争のさなかの1658年4月、ロスキレ条約でデンマークがボーンホルム島をスウェーデンに割譲したことは、島にとってさらなる試練となった。しかし、同年12月に地元住民がスウェーデン人を追い出したため、その支配は短期間に終わった〔Bornholms besættelse 1658 . Retrieved 28 May 2010.〕。
1834年、町の中央広場に町役場ができた。このレネとボーンホルム島の行政の中心には、裁判所と牢獄も併設されていた〔Bender & O'Brien (2005), p.169〕。
第二次世界大戦直後の1945年5月7日から8日、ドイツ軍の司令官が降伏を拒んだため、町はソビエト軍の爆撃を受けた〔〔Bender & O'Brien (2005), p.171〕。デンマークはすでに5月4日に解放されていたが、ソビエト軍がボーンホルム島に進駐したのは5月9日であった。デンマーク当局と合意に達した1946年4月5日、ソ連はようやく撤退し、島は再びデンマークの主権下に入った〔
〕。
爆撃によってレネの大部分の建物が被害を受け、市街地の再建や伝統的建築物、古風な街路、外面真壁づくりの家屋の修復には数年かかった〔。これに対してデンマーク本土やグリーンランドフェロー諸島から寄せられた義捐金は800万デンマーク・クローネにのぼり、スウェーデンも300軒の真壁家屋の修復を支援した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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