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レバミピド : ウィキペディア日本語版
レバミピド

レバミピド(Rebamipide)は、粘膜を丈夫にすることによって胃酸の刺激から胃壁を守り、胃炎胃潰瘍治療するためので、ムコスタ錠(Mucosta、登録商標第2330326号)の名で大塚製薬から発売されており、後発医薬品も発売されている。
== 概要 ==
胃潰瘍の治療薬として開発された。一般に胃潰瘍は、通常はバランスが取れている胃酸分泌に関わる調節機能が障害された場合に、胃液が胃の粘膜を消化する(傷つける)ことによって潰瘍ができるが、レバミピドはプロスタグランジン(PG)の産生を促進させることで胃壁を守る粘膜を増やし、胃粘膜の血流を促すことで、胃の胃酸に対する防御機能を高め、胃炎や胃潰瘍の治癒を促進する働きがある。すなわち胃酸分泌をコントロールするのではなく、防御機構を回復させることで胃潰瘍を治療する。
レバミピドの開発以前は胃酸分泌に関係する物質としてはアセチルコリンヒスタミンなどが考えられていたが、大塚製薬のムコスタ開発チームはそれ以外の調整機能が生体内にあると想定し、ラットへの酢酸投与により胃潰瘍を発生させ、その治療過程において新たな治療効果を持つ化合物を探し、世界で初めてプロスタグランジンの胃粘膜保護作用を発見した。
鎮痛剤など胃壁を荒らしやすい治療薬(イブプロフェン錠など)と併用し、胃壁の荒れを予防する目的で投与されることも多い。また、制酸剤やほかの潰瘍治療薬と併用することもある。ごく一般的に処方される薬である。ただし、処方にあたり、「特定疾患処方管理加算」が「投薬料」項目部分に18点加算される(処方箋発行料68点に加えて別途発生する形となる)。
更に、アスピリン腸溶錠による小腸潰瘍の治療に、高用量のレバミピドが有効であるとの報告が有る。
また最近では、レバミピドの粘膜修復作用に着目してドライアイの治療にも応用されており、2011年には点眼薬としても製品化されている〔ドライアイ治療剤「ムコスタ®点眼液UD2%」製造販売承認取得 - 大塚製薬・2011年9月26日〕。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「レバミピド」の詳細全文を読む




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