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『レフトビハインド』( Left Behind )とは、ティム・ラヘイ、ジェリー・ジェンキンズの共同著作によるアメリカの小説。およびその続編からならシリーズ。 公式サイトによれば全米で6,500万部を売り上げたベストセラーである〔(2008年12月2日時点のアーカイブ)〕。アメリカ本国では映画化、ゲーム化もなされている。日本語訳はいのちのことば社から刊行されている。 時は近未来、最後の審判が迫り「ヨハネの黙示録」の預言が実現していく世界を描く。「患難前携挙説」の立場をとっており、「携挙」によって信心深い人々や幼い子供が姿を消すところから物語が始まる。 == ストーリー == ジャンボジェットの機長をつとめるレイフォード・スティールは、同じ機で働く美女ハティー・ダーラムのことで頭がいっぱいだった。彼には妻子がいるのだが、妻アイリーンはキリスト教信仰に深く傾倒し、レイフォードはそんな彼女を遠ざけていた。ふとハティーの顔を見たくなった彼が操縦室を出ると、そこにハティーがいた。おびえた様子でレイフォードを調理室に引っ張っていくと、そこで彼女は突如として機内に起こった異常を語った。乗っていた多くの乗客が、身につけていたものを残して消失したのだ。しかもこの現象は、機内に限らず全世界で起こっていた。宇宙人による誘拐説など諸説が入り混じる中、黙示録の予言が成就したのであると見抜いた人々もいた。その一人、ブルース・バーンズは牧師であったが携挙に選ばれなかった。しかしこの事で自らの信仰を見つめ直し、人々にキリストを信じるよう説いていた。一方、妻と息子を携挙で失ったレイフォードはブルースと出会い、信仰に生きるようになる。やがて反抗的であった娘も改心し、それ以外でも様々な人々が集い、信仰に目覚めていった。レイフォードらは来るべき患難時代(トリビュレーション)に備え、クリスチャンからなる集団「トリビュレーション・フォース」を結成する。 ルーマニア政府の下院議員であったニコライ・カルパチアは、この混乱の中で、瞬く間に地位を手にしていく。表面的には平和主義者として振舞う彼であったが、その仮面の下に邪悪な本性を蠢かせていた。実権を手にしていく中で徐々に仮面を脱ぎ捨て、独裁者への道を歩んでいくこの男。彼こそ黙示録に予言された反キリストであった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「レフトビハインド」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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