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レモングラス(学名:''Cymbopogon citratus'')はイネ科オガルカヤ属の多年草。アジア料理およびカリブ料理でよく使用されるハーブ。タイのスープ・トムヤムクンなどの料理の香り付けに用いられたり、ティーとして利用される。水蒸気蒸留法で得られる精油は、食品や飲料、香水に添加される。精油は近縁種と区別するために、本種をウエストインディアン・レモングラスと呼ぶこともある。 ==特徴== 南インド、スリランカ、東南アジアに多く生息する。高さが1,5メートルほどになり、細長い1メートルにもなる葉をつける〔基本ハーブの事典 東京堂出版 北野佐久子 2005年p224〕 。 レモンの香味成分であるシトラールを含有しているため、レモンのようなフレッシュな風味がある。乾燥させて粉末にしたり、あるいは生のまま使用される。主な使用法はハーブティ、スープ、カレーで、鳥肉や魚、シーフードともよく合う。精油は世界中で多く利用されていて、香料として食品、香水に利用される。精油を使った療法・アロマテラピーに用いられるが、潜在的な皮膚感作性が他の精油よりはるかに大きく、使用する利点もないため、マッサージなど外用は行われない〔マリア・リス・バルチン 著 『アロマセラピーサイエンス』 田邉和子 松村康生 監訳、フレグランスジャーナル社、2011年〕。精油の芳香には、人の脳を刺激する作用があり、控えめになら芳香をアロマテラピーに利用することもできる〔マリア・リス・バルチン 著 『アロマセラピーサイエンス』 田邉和子 松村康生 監訳、フレグランスジャーナル社、2011年〕。また、虫が嫌う匂いでもあり、虫よけスプレーに使われる。 オガルカヤ属には50種以上の種がある。本種はおそらくマレーシア原産であり、イーストインディアン・レモングラス(''C. flexuosus'')はインド、スリランカ、ミャンマー、タイ原産である。本種のほうが料理に適している。また、インドでは、伝統医学・アーユルヴェーダで、伝染病、発熱、鎮静剤、殺虫剤として用いられたり、香料として使われる。 他の香料用の種として ''C. martini'' や、シトロネラ油が得られるジャワシトロネラソウ(''C. winterianus'' Jowitt)などがある。また虫除け効果があるとされるコウスイガヤ(''C. nardus''、シトロネラグラス)などもオガルカヤ属に含まれる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「レモングラス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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