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レーザー核融合 : ミニ英和和英辞書
レーザー核融合[レーザーかくゆうごう]
(n) laser nuclear fusion
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レーザー核融合 : [れーざーかくゆうごう]
 (n) laser nuclear fusion
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [かく]
  1. (n,adj-no) nucleus 2. kernel 3. (pref) nuclear 
核融合 : [かくゆうごう]
 【名詞】 1. nuclear fusion 
: [ごう]
 【名詞】 1. go (approx. 0.18l or 0.33m) 
レーザー核融合 : ウィキペディア日本語版
レーザー核融合[れーざーかくゆうごう]
レーザー核融合(レーザーかくゆうごう、)は、非常に高い出力のレーザーの光を用いた核融合のこと。
核融合反応でエネルギーを取り出すためには、燃料プラズマを高温に加熱し、かつ、十分な反応を起こすために密度と時間の積がある一定値以上でなければならないという、ローソン条件を満たす必要がある。磁気閉じ込め方式の核融合では低密度のプラズマを長時間(1秒以上)保持することを目指すのに対し、燃料プラズマを固体密度よりもさらに高密度に圧縮、加熱し、プラズマが飛散してしまう以前、すなわちプラズマがそれ自体の慣性でその場所に留まっている間に核融合反応を起こしてエネルギーを取り出すことを目指した慣性核融合が考えられ、研究が進められている。レーザー核融合は、燃料の圧縮と加熱のために大出力のレーザーを用いる慣性核融合の一方式である。
2009年2月から稼働を始めたローレンス・リバモア国立研究所のレーザー核融合施設国立点火施設(National Ignition Facility:NIF)(192本のレーザーを使用)は、核融合で放出するエネルギー量が燃料に吸い込まれる量を上回る「自己加熱」による燃焼を世界で初めて達成したと2014年2月に発表した。
== レーザー核融合の原理 ==
球状の燃料ペレット(燃料球、ターゲット)を考える。この燃料球は球殻部分が重水素〔海水中に大量に存在する。〕と三重水素の固体となっていて、球内部はそれらの気体で満たされている。
これに非常に強いレーザー光を当てると、急激な表面部分の加熱、プラズマの膨張により、その反作用として燃料球自身が内部へ爆縮を起こし、内部の圧力は1億気圧にも達する。球殻部分はこの圧縮により球中心に圧縮され主燃料となる。この圧縮による衝撃波などにより、中空の気体部分は1億度以上という高温になる。
爆縮には高い球対称性が要求されるが、レイリー・テイラー不安定性などの流体力学的不安定性は球対称爆縮の障害となっている。
この高温下で以下の核融合反応が進む(この方式を直接照射・中心点火方式と呼ぶ)。
: D + T → n + α
Dは重水素 (Deuterium)、Tは三重水素 (Tritium)、nは中性子、αはアルファ粒子(ヘリウム原子核)である。
アルファ粒子の発生はさらに系を過熱させ、それが核融合反応をさらに促進する(核融合反応の点火)。これにより、主燃料部分も核融合反応を開始し、最初に与えたレーザー光によるエネルギーよりずっと多いエネルギーを発生することとなる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「レーザー核融合」の詳細全文を読む




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