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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana) ・ 予想 : [よそう] 1. (n,vs) expectation 2. anticipation 3. prediction 4. forecast ・ 想 : [そう] 【名詞】 1. conception 2. idea 3. thought
レーマーの予想 (Lehmer's conjecture)、レーマーのマーラー測度の問題(Lehmer's Mahler measure problem)としても知られている、は、(Derrick Henry Lehmer)により提起された数論の問題である。この予想は、ある絶対的な定数 が存在して、すべての整数係数の多項式 は次の性質のどちらかを満たすであろうという予想である。 * のマーラー測度 は に等しいかまたは大きい。 * は、円分多項式もしくは単項式 の積の整数倍である。この場合は である。(同じことであるが、 のすべての根は 1 のべき根かまたは 0 である。) マーラー測度の定義にはいくつかあって、そのうちの一つは多項式 を 上分解して : とし、 : と定義するものがある。 知られている中で最も小さな(1 よりも大きい)マーラー測度は、レーマーの多項式 : のマーラー測度であり、これは(Salem number) : である。 この例が、本当に最小の値、すなわち、レーマーの予想の であると広く信じられている〔Smyth (2008) p.324〕。 == 動機 == 一変数のマーラー測度を考える。イエンセンの公式は、 であれば、 : であることを示している。(このパラグラフを通して、 と表すことにする。これもマーラー測度と呼ばれる。) このことは、 が整数係数の多項式であれば、 が 1 以上の代数的数であり、従って、 は代数的整数の対数であることを示している。また、もし であれば、 は、円分多項式、つまり、すべての根が 1 のべき根であるようなモニック多項式と、 の単項式、つまり、ある に対してべき の積となることも示している。 レーマー(Lehmer)は、モニック多項式 に対する整数列 の研究の中で、 が重要な数値であることに気づいた〔David Boyd (1981). "Speculations concerning the range of Mahler's measure" Canad. Math. Bull. Vol. 24(4)〕。もし が円の上で 0 とならない場合は であることは明らかであるが、円の上で 0 になる場合でさえも、このステートメントが成立するのではないだろうか。これにより、彼は次の問いに至った。 : が非円分的なとき、 となるような定数 が存在するかどうか? あるいは、 : が与えられた場合、 |