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レーモンド・マリー・シェーファー(Raymond Murray Schafer, 1933年7月18日 - )は、カナダを代表する現代音楽の作曲家。サウンドスケープの提唱者。日本ではサントリー音楽財団の委嘱時に「マリー・シェーファー」と紹介されており、この呼び方が最も広まっている。 オンタリオ州のサーニアで生まれる。トロントの王立音楽院で学び、後にヨーロッパ各地でも学ぶ。1964年からブリティッシュ・コロンビアのサイモンフレーザー大学で教える。教育的な著書も多数で、代表的な作品は大編成の管弦楽曲「ノース・ホワイト」(1973年)や、全曲で2時間かかる「ルストロ」三部作(1971年)である。 作品はしばしばテープなどの電子音楽と組み合わせて作曲されている。日本では1983年の「東西の地平の音楽祭」で武満徹が紹介し、一躍注目された。2005年に「パトリア」と呼ばれる一連の音楽劇を完成させ、「ニューヨーク・タイムズ」から「『指輪』や『光』と並ぶ巨大オペラの傑作」と評された。 彼の合唱曲は近年、日本でもしばしばコンクールなどで演奏されている。日本の合唱団のために書かれた作品として、「自然の声 ''Vox Naturae''」(1997年・東京混声合唱団)、「17の俳句 ''Seventeen Haiku''」(1997年・合唱団うたおに)、「香を想う ''Imagining Incense''」(2001年・東京混声合唱団)、「ナルキッソスとエコーの神話 ''The Myth of Narcissus and Echo''」(2009年・東京混声合唱団)がある。 シェーファーの音楽作品はUniversal Edition、Arcana Editionsなどから出版されている。 == 著書 == * 教室の犀(高橋悠治 訳全音楽譜出版社) * 世界の調律(小川博司他訳平凡社) * サウンド・エデュケーション(若尾裕、今田匡彦、鳥越けい子 訳春秋社) * 音さがしの本―リトル・サウンド・エデュケーション(今田匡彦との共著、春秋社) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「レーモンド・マリー・シェーファー」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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